あらすじ
中国から伝わった十二支、干支(かんし)は、今なお日々の暮らしの中に息づいている。干支とは十干(甲乙丙丁…)と十二支(子丑寅卯…)を組み合わせた六十干支のことで、陰陽五行思想と結びつき、さまざまな伝承や俗信も生まれた。本書では、十二支がどのようにして生まれ、発展・変遷してきたかを中国の歴史からひもとき、年月日・時刻・方位・吉凶など様々な切り口、テーマで丁寧に解説していく。貴重な古図版も多数掲載。
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Posted by ブクログ
☆3.8
四柱推命の学びの一環として読んだ。占いが主題ではないので直接関係している箇所は少ないのだが、十二支がいつどこでどんなふうに使われてきて今に繋がっているかが多角的に取り上げられていて面白い。庚申信仰と少々縁があったのでたまたま触れられていて嬉しかった。良い出会いだった。
回りくどいと感じる書き方がところどころあってあまり肌に合う文体ではなかったかな。
また、十干や十二支などが一つ一つ順々に組み合わさっていく様を最初から最後まで全部文章中に羅列していくのは親切ではあるが、毎回書かずとも点で省略した書き方などで整頓してほしかったな〜などと感じてしまった。要するに読みづらく感じることが多かったのでその分マイナスとした。
内容は良いので興味のある分野ならオススメ出来る一冊。ただ、十干や暦なんかのどっかしらの前知識がある程度はないと読破はしんどいかもしれない。