あらすじ
ヘタレヤンキーの勢多川は、不良高校教師・コースケさんの生徒であり舎弟。けれど憧れのコースケさんの言葉に、態度に振り回されて、なんだかその関係だけでは止まれなくなってしまいそうで……。絶対恋愛待ったなし!! 泣いて笑ってきゅんとなる★大人気コミック『ひとりじめマイヒーロー』が、ついにノベルで登場★★★
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Posted by ブクログ
※単行本を購読、アニメやドラマCDは未視聴での感想です。
原作であるコミックス『ひとりじめマイヒーロー』一巻の内容をベースに、勢多川の一人称視点で再構成・ノベライズ化されている。一巻ではさくっと回想があっただけのササニシキ保護前後のことも、ここで噛み砕いて書かれています。
ノベライズ化にあたり心情描写が追加・明文化される分、コミックスでは明確ではなかった思考や行動までの流れがわかり易く、補足解説のためにも読んで損はないかと思います。
何より、個人的には一巻の康介の乱暴な策というか、言動をどう解釈し飲み込むかを六巻に至るまでずっと横に置いていたくらいなので、このノベライズの最後に(おまけ程度にではありますが)、設けられたここまでの康介視点の章があったのは収穫が大きかったです。
コミックス六巻を先に読んでいてそこで腑に落ちたことが多く、既にだいぶスッキリはしていたのですが、どうやらこれで一巻で感じていた謎は全て解けた……と思われる。多分。
要は勢多川は確かに乙女の如く盲目的ですが、康介の勢多川溺愛っぷりも大概だということです。
コミックスに対する追加確認作業だった。