【感想・ネタバレ】日本ヤクザ「絶滅の日」 元山口組顧問弁護士が見た極道の実態のレビュー

あらすじ

ヤクザは得体の知れない存在だ。映画や物語の主人公にもなるが、実際には近寄りたくない――。だが、それでもヤクザについて知りたいあなたに贈る最強の一冊。著者の山之内氏は日本最大の暴力団、山口組の顧問弁護士を40年間務めてきた。間近に親分たちと接してきたカタギという稀有な存在だ。その貴重な経験をもとに博覧強記ぶりを発揮!「山口組はどんな組織なのか?」「ヤクザとは何者?」「極道が掲げる任侠道とは?」「分裂した山口組の今後は?」「日本からヤクザが絶滅するのか?」全ての答えがここにある!

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Posted by ブクログ

元山口組顧問弁護士のヤクザ論。

はじめに
第一章 「絶越危惧種」としての現状
第二章 日本ヤクザの特異性
第三章 ヤクザの収入源
第四章 組織への人的供給
第五章 ヤクザと警察
第六章 山口組分裂と今後の展開

非常に分かりやすくヤクザの現状を分析している。

海外のマフィアに比べ、公然性の高いヤクザ=警察のコントロールが効く、というのも納得だし、ヤクザの社会的意義があることも。

ヤクザが無くなっても、覚醒剤や犯罪は無くならない。

ヤクザがいるこその社会的統制もあるかもしれない。

決してヤクザを推奨していないが、今のままの法整備では無理な所も指摘しているところが秀逸だと思います。

ヤクザに気興味のない人が読んでも面白くないとは思います。

0
2018年11月18日

Posted by ブクログ

山口組の中の中まで知り尽くした元顧問弁護士の著。
興味深い話が多く、「ヤクザ」への批判と愛情の両方を感じる。
警察も社会も、本気でヤクザを潰すつもりはないというのはその通りなんだろう。
もし本当に壊滅してしまった後に残るものも空恐ろしいかもしれない。

だが、作中の一エピソードだが、これは直ヤクザがやったのではないが、「殺人」が不起訴なった話は、どうなんだろ。自分も噛んでいた話だし、ちょっと酷くはないか。

0
2018年08月15日

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