あらすじ
幕末・明治維新期、国の形が大きく変わるなか、それまでの伝統宗教とは違う天理教、大本など新宗教が誕生した。以降も、戦争や高度経済成長の過程で、個人の悩みと寄り添うことの希薄な既存宗教のすき間を埋めるように、神道系・仏教系ともに多くの教団が生まれた。民衆は何を信じてきたのか。戦前の新宗教に大きな影響を与えた国家神道から戦後のカルト的な教団まで、近代社会を揺るがした日本の新宗教の全貌に迫る。
第一章 新宗教としての国家神道
第二章 神憑りから生まれた草創期の新宗教
第三章 天理教の誕生と拡大
第四章 大本、生長の家、ひとのみち教団
第五章 日蓮主義と弾圧された新宗教
第六章 創価学会と戦後の新宗教
第七章 新新宗教の終末論
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本の新宗教
神道系でも仏教系でも、開祖を神と位置付ける。
神格化した個人崇拝の形態。
個人崇拝に集金システムと等級評価システムをくっつける。
でっちあげ神話、演出した奇跡。
そして、現実のお困りごとや社会的孤立を包摂すると見せかけて社会や既存の共同体から隔絶する。
だいたい、新宗教はこの材料でできてるのかと認識した。
色々いるけど日蓮系はロックで行動派。折伏大行進しかり。
法難に酔うと認知が歪んで変なことになるのかも。
また、そもそもトンチキな教えにハマる人がいる事実、教育の敗北によるのか、耐え難い苦境のせいで転がり込んでしまうのか。
少なくとも、日本のマクロ経済政策は緊縮一辺倒で国民を富ませず。
今よりもっと一人ひとりが貧しかった時代においては、拠り所を宗教共同体に求められていたが、いまは推しかつが大体してる部分もあるやに見受けられる。
ただ、この本が出た時にはまだ、日本にイスラム教徒が集住して問題を起こしてる未来は想像できなかったのだろう。
新宗教は怖いが、いまはむしろムスリムの物理的なジハードや文化的侵略、異文化強制の政治が日本の問題と感じる。
なお、著者の国家間は左寄りなのか、余計な皇統論が散見される点に注意。