【感想・ネタバレ】心がつながるのが怖い 愛と自己防衛のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の過去や家族との関係を発見することから、自分を見つめ直すきっかけになる本
過去の自己防衛が、成人して防衛しなくてもいい年になっても色々な行動に影響を与えてしまう。自分に置き換えて色々な発見のあった本でした
【瞬読3分で一冊読みを10回と、毎分7000文字で数回】
人は痛みや悲しみを避けるため、さまざまな無意識の防衛戦略をたてる。
子供の頃の自己防衛は非常事態を切り抜ける大切なもの
大人になってからも自己防衛戦略をとる→色々な問題行動の原因→気づくことが大事
自己防衛の戦略を無意識に取ると、悲しみを避けるために、人と関係を保てない。
その関係性が壊れた時に訪れる悲しみに怯えて関係を深くできない。
孤独な人を選び、その人を救済する事で、自己肯定をする。完璧な恋人を探し続けるなど、障害がでてくる。
親を理想化しない。悪し様にもしない
親を現実的な視点で捉える→自己肯定の第一歩
関心には二つある。相手(パートナーや子供)がうまくいっているか、行動への関心。相手を理解しようとする内面への関心。完璧な親も完璧な子供時代もないと理解することが大事。
親がどんな人たちだったのかは一生の取り組み。自分を発見し理解する作業。
感情の重なりの一番上は怒り。その下には悲しみや恐怖が隠れている。
自己防衛は気づけばなくなっていく。気づき自分の痛みと寄り添う。
愛する自分自身と他者を見、調整して受け入れること
#瞬読アウトプット

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2020年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

翻訳された文章なので読みにくい部分はあったが、説明と具体的な事例を繰り返す構成だったので理解しやすかった。

この本を読むまでは精神的な意味での自己防衛は不健全なものだと思っていたのだが、幼少期には最適な対処法であることが多いのだという。
子供はまだ心も弱いし、本当の自分を抑えて養育者などに従って依存していないと生きていけないからだ。

しかし、大人になってもそのまま同じ防衛戦略を自動的に発動してしまうのは人間関係や自分自身の理解の妨げになってしまうので取り除いたりコントロールできるようにならなければいけないということだった。

自己防衛をするようになる原因は、悲しみや苦しみなどの感情を受け止めてくれる人が誰もおらず、その感情を心の奥底に隠して本心とは異なる言動を取るしかない状況に置かれることだ。
それを繰り返すうちに自動的に自己防衛をしてしまうようになり、自分の感情を抑えていることに気づかなくなってしまう。
完璧な親など存在しないから、多かれ少なかれ子供の頃に悲しい思いを押さえ込んで自己防衛をする状況に置かれたことがあるのが普通だという。

自己防衛を取り除く最初のステップは、自己防衛をしていると自覚すること。
そうすると次のステップとして怒りがわいてくる場合も多い。
子供の頃に感情を受け止めてくれなかった養育者などに対する怒りだ。
注意するのは、この怒りは本当の感情を隠しているものなのでカウンセラーなどの支えになってくれている人以外には伝えないこと。

怒りを十分に感じたあとは最後のステップとして悲しいや苦しみなどの本当の感情が現れてくる。
子供の頃の弱い心では受けとめきれずに隠してしまった感情だが、大人になった現在ではうまく乗り越えられることに気づくはずだ。

こうして悲しいなどの感情を感じたときに自動的に自己防衛が発動してしまうことはなくなる。


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2022年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の言いたいことはおそらく自己認識能力の向上が人生をより良くするということだと理解した。

自己認識をするにあたってトラウマや認知が歪んでいる人向けのセラピストとしての目線で書かれている印象で、メンタルの弱さを自覚している人や、トラウマ持ちの人には良い教材になると感じた。

著者の意見としては自己防衛戦略を知り、自分の人生を生きることが目的であり、その方法として自分を大切にし、自分を許し受け入れる…セルフコンパッションスキルの重要性を説いているのかなぁと私は感じた。

ただし、セルフコンパッションや自己認識や自己受容といったスキルの向上の具体的な向上を目指すという本とは言えないと感じた点が、私にとっての評価を悪くした。

前述の通り、自己認識のとっかかりとしてはとても良い本だと思う。

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2020年10月18日

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