あらすじ
初期症状を医師に訴えながらも、ずっと放っておかれた膀胱癌。そして、「余命1年」宣告。それでも諦めず、セカンドオピニオン、サードオピニオン、フォースオピニオンと受け続けた。医者は絶対ではない。医者に遠慮してはいけない。自分のたったひとつしかない命なのだから――。死んでもいいから世界チャンピオンになりたいと願った現役時代。死ぬのは怖いと癌とひたすら闘った現在。元ミドル級世界チャンピオン・竹原慎二が起こした、もう一つの奇跡の物語。
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Posted by ブクログ
癌宣告されて一年後に読んでます。
①竹原さんの癌
膀胱癌 浸潤度はT2a→T3のステージ3〜4
リンパ節
②癌宣告は2014年2月。3月〜8月に手術(新膀胱作成をダヴィンチでの手術)と抗ガン治療。それと並行して民間療法をされている(琵琶の葉、温浴療法)。竹原さんはもともと平熱が低かったらしい。
③癌闘病は人間が出るし、自分の力を使う総力戦となる。竹原さんは世界チャンプボクサーらしく徹底的に情報を集め、戦い方を考える。
本書は題名にもあるようにホームドクターである先生が癌を見逃した事にある。その先生の紹介の先生も人間的信用出来ず畑山さんが探してくれた東大病院に治療する事になった。
竹原さんの為に動いてくれる畑山さんの存在も竹原さんの人間力だと思うし、あの状態からセカンドオピニオン受けたり癌だけでなくドクターとも戦わないといけなかった竹原さんに取っては試練だったと思う。そこに心が折れなかったのと行動が取れるのは流石に世界チャンプだ。癌進行した後に医者ガチャをするのはある意味治療よりしんどい。
医者はどんな名医でも14%だし30%は医者でも平均で誤診するらしい。だからこそ医者まかせにせずに
自分で判断し理解する事が大事だと竹原さんは言う。
この闘病記はボクサーが書いたとは思えない程、調べてるし示唆にも富んでいる。世界チャンプ竹原さんの闘病記である。