【感想・ネタバレ】国王陛下は無垢な姫君を甘やかに寵愛するのレビュー

若菜モモ

王都から離れた島に住む天真爛漫なルチアは、海辺でたわむれていたところを、沈没船の調査に訪れた“軍神”と名高い王・ユリウスに見初められる。その直後に高熱で倒れてしまったルチアを、彼は自分の豪華な船に運び、手厚く看護する。美しさと圧倒的なオーラを備え「君をわたしのものにしたい」と甘く情熱的に愛を囁く彼に、ルチアは身分差に悩みつつも恋心を抱いていき…!?

[koa · ★★★★☆]

純粋無垢なヒロイン

島で育った娘がヒロインです。

13年前に若き国王の従妹にして婚約者の乗った船が難破しており、その船を捜索するため国王が島を訪れます。

国王の一目惚れや亡くなったと思われていた婚約者の発見等々、ストーリーは波乱に満ちあふれていました。

純粋無垢なヒロインには好感が持てましたし、ヒーローの国王も魅力的です。

偽の姫君として活躍(？)するエラですが、その両親と共にその後が気になりました。
あそこまでやっておきながら放置かと思うと、ヒロインの性格上は無理でも、彼女に知られないよう罰を与えてほしかったです。

その辺りの読後感のもやもやで、星マイナス１つですが、とても面白く読み進むことが出来ました。