【感想・ネタバレ】今はただ、抱きしめてのレビュー

里美けい

「泣きたくなったらいつでも俺んとこに来いよ」
ずっとずっと愛してる――切なさあふれる同級生との11年の純愛の軌跡

月岡百々子はイベントプランナーとして働く27歳。高校時代から付き合って９年になる宮瀬透と同棲しているが、仕事が忙しくすれ違う日々を送っていた。
内心は寂しくても、透との思い出を胸に気丈に振る舞う百々子だったが、ある日、家のリビングで透が女性に抱きつかれているのを見てしまう。
透から事情を聞いた百々子は彼を信じようと決意するが、女性はことあるごとに透を呼び出し――。

[かきくけこ · ★★★★★]

感動しました

購入しようと思ったのは、話の設定が好みだったのとカバーのイラストが気に入ったから

気軽に読み始めたのに、どんどん引き込まれて感情移入して、泣いて、ほっこりして、忙しかったです笑

付き合いが長くても変わらずにお互いを信頼できて愛せるって素晴らしいなと感じました

色々あって苦しかったよね、でもまた向き合えてよかったね、幸せになってねとふたりに言ってあげたい

番外編とかで、透サイドのお話をぜひ！！！！

[ブクログ · ★★★☆☆]

高校時代からの付き合いで同棲している百々子と透。二人の出会いから付き合うまでと現在が交互に描かれる。高校パートは高校生らしいいじっぱりな感じと関係を壊したくなくて素直になれない感じが可愛いけど現在パートはちょっと・・・、透はDVを受けている同僚に深入りして振り回されてるし百々子はその状態を不満に思っていても言えないし。第一第三者の透にも暴力を振るってるのに「大事にしたくない」と警察に言わない城田もおかしいでしょ。二人の父親が揃いも揃ってクズなのも設定としてどうかと思うわ。