【感想・ネタバレ】酩酊!怪獣酒場 2nd(2)のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年06月02日

質は上がってもいないけど、落しもしない
青木先生は、何気に実力のある漫画家なのかもしれない、そう感じた(2)である
前回から引っ張っていた、怪獣酒場の新人バイト、ダークルギエルの正体の謎が、ついに明かされる
あえて、ネタバレは避けるが、正直なトコを言っていいなら、無難
もうちょい、ぶっ飛んだ正体かと...続きを読む思っていたので、拍子抜けではないが、ちょい物足りなさはある
ただ、納得できない訳じゃなく、これはこれでアリだし、十分にストーリーを盛り上げる要素になっているので、大した問題ではない
そんなルギエルの正体に関する問題も、無駄に引っ張らず、それでいて、終盤に微妙な危機を持ってきて、読み手に(3)も買わねば、そんな気持ちにさせる青木先生、さすがだ
ルギエル以外が絡む話も存分に楽しめるのが、この作品だ
街を破壊し、民を恐怖に貶める怪獣も当然ながら恐ろしいけれども、そんな怪獣たちにすら、「コイツはやばい」と感じさせている、(一応)主人公のうるまのゲスさ加減もキレが増していた
決して、悪人ではないし、良い所もある。ただ、地味と言うか、華が無い、と言うのか、ともかく、「あと少し」から抜け出せない
キャラは立っているのだけど、これぞって味が無いのだ
シンプルに本音を語るのなら、親密な友情は築きたくないタイプなのだよな、うるまは
だからって訳じゃないだろうが、この巻でも表紙を飾る事は出来なかった
果たして、(3)では表紙になれるのか。けど、うるまが表紙だと、買おうって気分にならない気が・・・・・・
どの回も、妙な深さがあり、引き込まれるものはある。その中でも、特に私が腹筋を捩らされたのは、18杯目「ロンリー・じゃあフリン」だ
いいのかな、これ。青木先生は、このネームを通すつもりで切ったんだろうけど、担当さんもOK出しちゃうかぁ
もしかして、あまり売れてないのかな、『フリンジマン』は。だからと言って、こんな宣伝の打ち方をする事ぁないだろうに
ほんと、ギャグ漫画ってのは、どんなダメージを負おうとも、人は死なないんだな
この台詞を引用に選んだのは、正しい、と感じたので
照れ臭さは感じながらも、このような事を堂々と言えるからこそ、ゼットンさんの人気は高いんだろうな
自分でやる、それは大事だけど、独学でいきなり始めても、良い結果が出たりはしない
まずは、結果を出している人のやり方を参考にし、それでやってみるのも手だ
尊敬の念が、その真似の根幹にあれば、いつしか、模倣の中から、自分だけの成功に近づけるやり方が見つけられるはず

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