Posted by ブクログ
2017年11月17日
第二幕スタート、満を持して
上手く言えないが、青木先生の実力の高さを感じた
第一部でも、既にカオスさが極まっていたが、更に混迷な状態と化している、この2ndシリーズ
誰が予想しただろうか、怪獣酒場の新人バイトとして、あのダークルギエルがやってくるなんて
平成シリーズの怪獣が出てくればいい、とは1st...続きを読むシリーズの最終巻の感想で書きはしたが、よもや、こんな大物がやってくるとは
ニュージェネレーションのウルトラマンギンガと最終話でぶつかったラスボスが、まさかなぁ
この思い切りの良さと言うか、やりやがった感は青木先生の強みだと思う
ダークルギエル参戦のインパクトこそ強いが、世界観やストーリー展開が大きく変わっている訳じゃないので、読みやすいままなのは嬉しい
「ウルトラマン」シリーズが好きな人でないと、登場する怪獣が「?」ってのも相変わらずだが、分からない人は手に取らないだろうから、まぁ、問題はない
もしかすると、この作品で「ウルトラマン」シリーズに興味を持ってくれる人が増えれば、万々歳だろう、青木先生としても、円谷プロダクションとしても
うまるの人間性も、妙な親近感を読み手に抱かせる
クズやヘタレかと思いきや、案外、芯があったり、様々な事態を乗り越えた事でちょっとした成長も見られたり
これから、どんな展開になるのか、見物である
個人的にゃ、ダークルギエルの恋愛話を期待しているんだが、有り得ないだろうか?
正体はともかくとして、見た目はイケメンである。なら、モテるのではないか?
怪獣と人間のヒロイン、禁断の恋は燃えるぞ
どの回も、青木先生の怪獣愛をしっかりと感じ取れる。その中で、私が一番にツボったのは、9杯目「女体観測」だ。淡い初恋物語へのキュンキュンを吹き飛ばすほどだったのは、ヒロイン・ちえみの容姿だ。どっからどう見ても、ブルゾンではないだろうか?最近、増えたよなあ、お笑い芸人が漫画に登場するの。意見は色々とあるだろうけど、私的にはアリだ。オチが懐かしさすら感じる爆発だったのも◎
あと、4杯目「キモちイーッ」も笑いが止まらんかった。ウルトラ怪獣が出ている作品で、まさか、仮面ライダーネタをやるか、普通。ここも、青木先生の凄いトコだろう
この台詞を引用に選んだのは、うまるの成長を感じ取れたので。小さな仕事でも、全力で取り組んでこそ、大きな仕事での成功がある。その教えを、後輩に説くうまる、中々に良い先輩の面をしていた