【感想・ネタバレ】神秘大通り(下)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これまでのアーヴィングと比べて,少しストーリーが散漫な気がしたのは,固有名詞にラテン系のものが多く,頭に入ってきにくかったせいもあるのかもしれない.
お話しはいつものように,普通ではないアウトサイダー達が入り乱れ,行きつ戻りつしながら,また主役級があっさり死にながら,進んでゆく.終盤でフアンディエゴによってミリアムとドロシーに関してある発見がなされたあたりから,読者は話がどこに向かっていくのか徐々に気付かされ,ラストになだれ込んでゆくところは,やはりいつものアーヴィングである.訳者のあとがきによると,アーヴィングはいつも結末を決めてから本を書くそうだが,そういう目で振返ってみると納得.

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2018年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつものとおり、アーヴィングらしい寓話です。
決して幸せとは言えない境遇、親しい人たちの予言される死、死後にさまよう幽霊などなど、ストーリーだけ追えば悲劇なはずなのに、なぜかユーモラスで哀しくない物語。
この作家さんは、本当にこういうお話がとても上手です。
あまり現実的じゃないけど、かけ離れすぎていない、この微妙な距離感。
ほっと一息つきたい方は、是非。

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2017年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アーヴィングの現代アメリカ小説。

アーヴィングらしいといえば、作家の主人公の空想や収束に向かうための旅とか盛りだくさんで、そこに宗教的な奇跡や戦争における亡霊などが絡んで、ちょっとスティーヴン・キングチックな感じもあって面白かったです。
過去の周囲の人物たちの死や現在の現実の人物たちのうっとおしさや幻想的な人物たちの淫靡さがミステリアスに絡んで長大なページ数を飽きさせませんでした。

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2017年10月15日

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