あらすじ
「すごい人が現れたな、と思います」。
詰め襟の学生服を着た14歳の少年を目の前に、棋界に君臨する羽生善治三冠はそう言った。将棋界に現れた、天才・藤井聡太四段。史上最年少でプロ棋士になると、デビューから29連勝という新記録を達成、一躍、時の人となった。その若き天才を、元祖天才・羽生三冠はどう見ているのか。非公式戦での対局などもふまえ、羽生三冠が、藤井四段について語った。
「月刊文藝春秋」2017年8月号掲載の記事を加筆、再編集してオリジナル電子書籍化!
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羽生善治は、もっと語るべき
この方の頭脳の明晰さは、もっと多くの人が知るべきなのではないか。将棋という頭脳ゲームで大成されているのだから明晰であたりまえなのだが、むしろ将棋という世界に閉じ込められてしまっているのが惜しい気がする。どこかで現役棋士に区切りをつけ、あらゆるジャンルについて論評する活動をしてみてほしい。そう思います。語る言葉も持っている方なのだから。