あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
町で一番古いバスのがたぴしくんは、町のみんなをのせて走ることが大好きです。ところがある日、がたぴしくんは道の途中で止まってしまいました。修理工場に運ばれたがたぴしくんでしたが、エンジンはとうとうなおりませんでした。二度と走れなくなってしまったがたぴしくん。町が見渡せるすてきな広場に置かれ、子どもたちの遊び場となりました。それでも、がたぴしくんは走っている車たちを見るたびに、もう一度走りたいと思うのでした。そんなある満月の夜、がたぴしくんは泣いている迷子のきつねを見つけました。みんなを探してあげたいけれど、走れないがたぴしくんにはどうすることもできません。そのとき、月の光ががたぴしくんに降りそそぎました。そしてがたぴしくんのエンジンが動き出し、ついに走りだすことができたのです。年をとって走れなくなったバスが、ふしぎな満月の力によって再び走る姿を描いた、心温まるお話です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
やさしい絵、やさしいお話。
古くなったバス、というと誰か悲しいことを言う内容だったりすることもありますが、このお話はみんながやさしい。
とても好きなお話です。
がたぴし、ぶるる。ぶんたた、ぶるる。
Posted by ブクログ
バスの仕事が大好きながたぴしくん。ついにエンジンが動かなくなって引退することになります。街のみんなに親しまれてたがたぴしくんは広場に飾られることになりますが、つきよに不思議なことがおきて。素朴で寂しさも感じるような絵が印象に残る、とても綺麗な話だと思います。