あらすじ
十代での失聴、手話との出会い、聞こえない母親としての育児。かけがえのない〈音〉の記憶と、〈伝え合う〉ことの喜びを瑞々しく綴った処女エッセイ。
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Posted by ブクログ
小学生の頃から聴力を少しずつ失い、高校生で失聴した作者。短大時代に手話と出会い、通じ合う喜びを知った後の松森さんの活躍が素晴らしい。特に香りを用いたユニバーサルデザインには納得。
Posted by ブクログ
中途失聴者である著者の半生を描いたエッセイ本です。
著者は小学4年生の頃から徐々に聴力が落ち始め、高校生の時には完全に音を失ってしまいます。
それを受け入れ、明るく前向きに生きていく様子に共感が持てます。
初めて手話の存在を知り、手話の世界を解説している部分、
聴覚障害者としての子育ての様子を描いている部分など、興味深く読むことができました。
オリエンタルランド(東京ディズニーランドを運営している会社)に務めていたそうですが、そんな大手の企業に勤めることになったいきさつ、社会人として働いていた時の体験談などが描かれていなかったので、そこをもっと書いてほしかったと、少し物足りなく感じました。