あらすじ
市役所勤めの内藤昂が、赤ん坊のころから大切に見守ってきた祥文が大学を卒業し帰郷した。祥文は、榊家の次期当主。今では昂の背を追い越すほど成長したけど、昂にとっては「僕がおまもりするよ、ずーっと」と誓った頃の“小さな祥文様”のまま。榊家家臣の子孫たちが計画した祥文の婚活騒動の中、祥文に同行する昂は、祥文に好きな人がいると知りショックで……!?
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短編集
「愛はどこだ」→お坊っちゃまの祥文を守ることに全身全霊を注ぐ昴。祥文のため婚活に参加。しかし祥文は昴に想いを寄せているので、当然上手くいくはずもなく……。
婚活していく内に、いつまでも一緒にはいられない現実を突きつけられ、自分の気持ちに気づく昴。ハッピーエンドで終わりましたが、前途多難な気も?
「いつか君と歩く時」→ある日、旬は恋人の保宏の実家へ行くことになりますが、同性の自分ではと思い悩み、途中で逃走する旬。
しかしとっくに覚悟を決めている保宏に連れられて……無事ハッピーエンド!保宏の懐の広さが良いですし、好きな話。
「だいだい色の」→英一と喧嘩した後、飛行機に乗る紀之。子供と話をしている内に、昔のことを走馬灯のように思い出していきますが……。作者らしい話でしたが、友達以上恋人未満?
「パンが焼けたら」→パンを作りながら、恋人(パートナーかも)を待ち続けるリック。酵母を持ってきた友人、何件か入る留守番電話。祈るようにパンを作るリックの元へ戻ってきたのは……。じっくり続きを読みたい話です。
各作品のその後のおまけ漫画つき。長編も面白いですが、短編も上手いです。
作者さん買いです。
大好きな作家さん。
なんか、ほんわかした雰囲気が好きです。
短編集でしたが、読んだこと無かったので、楽しめました。