【感想・ネタバレ】牙の魔術師と出来損ない令嬢のレビュー

あらすじ

魔力をほとんど持たずに生まれてきたウルリーカ。強い魔力を持つ者が優遇される貴族社会で、彼女は出来損ない令嬢と呼ばれている。そんな彼女に、ある日突然、縁談話が舞い込んだ! お相手は、エリート宮廷魔術師のフレデリク。女王様の愛人として知られる彼なのに、ぜひともウルリーカと結婚したいという。断ることができず、偽装結婚を覚悟して彼のもとに嫁いだ彼女だったけれど、待っていたのは、旦那様の甘くて激しい溺愛で――!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

魔力がすべての国で貴族として生まれながら魔力をほとんど持たないウルリーカ。そんな彼女の元にエリート宮廷魔術師フレデリクから縁談話が舞い込んでくる。けれど彼には女王の愛人という噂があり、フレデリクを初恋の人として慕っていたウルリーカは戸惑いながらも彼の元へ偽装妻として嫁ぐことになる。

甘々でした(笑)
魔力第一主義の貴族社会で魔力をほとんど持たずして生まれた主人公が幼少時にヒーローに心を救われ、自分自身の力で前へと進む強さを持つ。そして一方でヒーローもひょんなことから大人になった主人公の生き方・考え方に自分の人生観を覆され一目惚れ。序盤けっこうすぐにお互いに両想いだと気づきますのでそれからは甘い甘い。これでもかってぐらいウルリーカを甘やかすフレデリク。フレデリクの生い立ちや女王との関係などには重いものがあり、またそのことを巡って陰謀などにも巻き込まれますが、それらがいい具合に話のスパイスになっていて最後まで飽きずに楽しめました。
ラストに登場したヘルマンは「鋼将軍の銀色花嫁」で出てきたあの魔術師だったので関連がある世界なのかな?次に読もうと思っている「暗殺姫は籠の中」にも出てくるみたいなので彼は一体何者なんだ?と思ってしまいます(笑)
まぁこの1冊からでも十分楽しめるお話となってますので甘い気持ちを味わい方にはオススメです。表紙の獣はイタチだと思っていましたが猫だったのですね(笑)

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2016年05月10日

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