【感想・ネタバレ】ディスカヴァー文庫 青春ロボットのレビュー

あらすじ

中学生のなかに紛れ込んだ、人間そっくりの「ロボット」手崎零は人間を幸せにするために、常に最適な行動をとっていた。だが、ある出来事により自身がロボットだと周りに気づかれ、友人たちとの関係が壊れてしまう。高校に進学した零は、ひとりの少女、珊瑚と出会う。彼女と付き合いながら、ふたたび人間との交流を深めていく零。順調な日々を送るも、卓球の試合当日、突然、気を失ってしまう…。―第1回CRUNCH NOVELS新人賞大賞作家デビュー作。

※本書は2015年に小社より刊行された著作を改稿し、文庫化したものです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ベタな感動でつまらないことはないけれど、父からあれだけの虐待を受けていながらあんなに軽い謝罪で許してしまう、というかサラッと流したような描写なのがあまり現実感がないと感じた。もっと葛藤があってもよかったと思うし、死にかけたのだから許さなくてもよかっただろうにと、自分の感覚との差を感じた。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さらっと読んだが、不思議な読後感。ロボットが人間社会に溶け込めるのかというものか、と思いきや、実は人間でした。でも、そこには理由があって…。
単に意外性をてらっただけではないと思える。むしろ、後半の立ち直りが描きたかったのか。
作者はきっと卓球経験者。執拗なほどの卓球の描写は、やったことのある人にしか楽しめないのでは。

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2017年04月04日

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