【感想・ネタバレ】許されぬ愛のゆくえのレビュー

アビー・グリーン / なかお樹莉

父の遺志を継ぎ、家業を立て直す決意をしたマディーは、帰省してワイン醸造業者の集うパーティーに顔を出した。ぶどう園の売却を執拗に迫るニックに自らの決意を伝えるために。８年前、ふたりは恋に落ちるが、代々反目しあう両家の親に無理やり仲を引き裂かれてしまった。その後、両家にまつわる身の毛もよだつ秘密が明るみに出て、マディーとニックは互いを憎みながら生きる羽目に陥ったのだ。だが舞踏会での再会は、ふたりに実らずに終わった恋を思い出させた。

[G · ★★★★★]

なかお先生買いです。

８年前に恋人同士になろうとしていた２人は直前にヒロインの母親から聞いた言葉でヒロインは彼との決別を決めて。
それからヒロイン一族が所有していたぶどう園が経営難になって困っていたら、昔から敵対する一族の現当主（元恋人）が助け船を出そうとある条件を提示してきて…と、ありふれた内容だけど、なかお先生の綺麗なイラストもだけど、ヒーローが格好よかった。

何だかんだ言ってお互いに避けてきた２人だけど、ヒーローの方がメロメロでした。
ヒロインは一途だったけど母親から彼の秘密を聞いてたのでなかなか先に進めなかった気持ちも分かるし、ヒーローも８年間他の女性と付き合っていた（多分）とは思うけどこちらもヒロイン一途だったようなので良かったです。
ただラストは早い展開で呆気なかった。