あらすじ
ブルーベリー観光農園で失敗しない農業経営
営業日は年間60日で年収2000万円!
→悠々自適
元デンソー社員が効率化、
生産性から出した結論。
「ラク」「儲かる」「華やか」「モテる」
農業を可能に。
成功の3つの秘訣は、「無人栽培」「観光農園」「IT集客」
「ブルーベリーファームおかざき」は、営業日は1年のうちわずか60日余りにもかかわらず、売上は2000万円を超えている。
正社員は私以外に誰もいないし、営業期間中のみアルバイトが10名ほど手伝ってくれているに過ぎない。
従って労働時間もかなり短い。〈中略〉斜陽産業の農業でありながら、この生産性の高い農業を可能にしたのは、次の3本の柱によるところが大きい。
それは、「無人栽培」、「観光農園システム」、そしてネットとメディアを活用した「IT集客」。農業では、1人当たり・時間当たりという生産性の発想も乏しく、観光農園というお客様と直接つながれるスタイルは数少ない。さらにネットやメディアを活用したIT集客も著しく立ち遅れているから、私がやっていることは効果が絶大だ。スモール&コンパクトな事業で生産向上を追求していったら、この3つにたどり着いた。―「プロローグ」より
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本の農業が弱いのは、農家を補助金浸けにして国が関与しすぎだからだという言葉に、ぐっときた。関与しすぎは本人からたくましさをうばい、競争力を弱くするという主張は、さすがブルーベリーで生きると覚悟を決めたエリートサラリーマンならでは。中途半端に農業してるひとが農について語っている姿より、畔柳さんの言葉には、リアルな納得感があります。
Posted by ブクログ
脱サラ後の農起業体験記です。
経営のノウハウが中心ですが、根底にあるの
は、農業へ個人として参入するための戦略が
語られています。
生産効率の向上に関する考え方、顧客目線を
忘れない姿勢など、一見「当たり前」と思わ
れていることが農業では実践されていないの
です。
そこに重点を置けばどんな品種を育てようと
も成功するという著者の言葉に背中を押され
る読者は多いはずです。
巻末の「脱サラ起業のきっかけ」になる14の
問いに、ハッとさせられます。
「今のままでいいのだろうか」と悩む人にこ
そ読むべき一冊です。
Posted by ブクログ
デンソーをやめてブルーベリー観光農園をはじめた方の話。生産性の高い農業を目指そうというのは、家庭菜園で自給自足を目指す自分にとっても当てはまること。
Posted by ブクログ
経営学、マーケティングの知識がないわたしにとっては、経営に関する基本的な用語や考え方を理解するのにとても参考になった。
『人生の中でもっとも長い時間を占めるのが仕事。ならば好きなことを仕事にする=自分らしく生きることだ。』という筆者の考えは、わたしが数年前の新卒就活のときに思った考えと全く同じで、とても共感した。好きなことを仕事に出来る人はほんの一握りだと言われるが、こうして実際にやっている人がいることは、とても励みになる。
会社に縛られることなく、自分らしく好きなことをして生きたいと思っている人たちに読んでほしい一冊です。