【感想・ネタバレ】屍鬼祓師 夢見る卵のレビュー

あらすじ

桑の花咲く新月の晩、神が乙女を攫いにやってくる…
悪霊や黄泉の鬼を祓うことを生業としている一宮晶良とその助手・諏訪陽仁は、鎮魂祭の依頼を受け、熊本県矢沢町を訪れる。
そこでは十代の少女たちが次々と昏睡状態に陥り、そのまま肉体が琥珀色に硬化してしまう奇病に侵され変死していた。 矢沢町には古より、桑の花咲く新月の夜、神が人間の乙女を娶りにやってくるという、オカイコ様の嫁取り伝説があった。
折しも町は、二百年に一度の大祭であるオカイコ祭りの季節――オカイコ様を祀る扶桑寺では本尊の即身仏が二百年ぶりに開帳されたが、その即身仏と少女たちの変死体は酷似していて……。
美麗の拝み屋が怪奇事件の謎に迫る伝奇ホラーミステリ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

事件が起こってから、というか話の根幹にかかわってからは結構読めるのだが、初めの方が彼らがどういうことを生業にしているのかいまいちわからなくてだな。どうしてもいきなりなので、どうしようもないけれど。
陽仁が何故兄妹揃って一緒に暮らしてるのかとか、その本業はなんなのかどういう仕事をしているのか、の説明がないまま進んで行ってしまうのでちょっと補足が欲しかった。
特に本業に関してと名前に関して。
本来のことと違うことで今回仕事をしていたということならば、いつもはこうしていいたんだとか軽くでいいので、職業名があったときにでも説明欲しかったな。名前の謎は持越しということになるのだろうか。ちょっとそこらがもう少し情報欲しかった。
ただ作品自体は丁寧に描かれていると思う。
二人が事件にかかわって、そこから何とかしたいと思っているのもわかるのでそこらへんはいいかなと思う。オカイコ様というものについてもよく考えてあるかと。祭りと事件との関わりや、住職の思惑と行動とかも知ってしまうとなるほどと思った。
それと町の人たちの反応などはありそうと思った。仲居さんの態度はちょっとあるまじき気もするが福島さんはなんかそこらに居そうと思ってしまった。仲居さんさすがにきゃぴきゃぴした態度はどうかと…。
まあ、悪くはない。

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2013年10月26日

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