あらすじ
ゲーム理論を学ぶなら、この1冊!
定番の超ロングセラーです。
エール大学で教授される戦略思考の原点を
ビジネス・映画・スポーツ・国際政治などの例を用いて
わかりやすく解説。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
ゲーム理論は「最大利得を追求しなければいけない」という、アメリカ人の強迫観念の賜物。
よく出来ている本なのだが、何かこう、舌に苦いものを感じる。
Posted by ブクログ
この本にはゲーム理論の基本的な考え方が記されており、日々の生活における駆け引きなどへのアプローチもいくつか例として挙げられていた。恋愛についてのものから核戦争をテーマにしたものまで様々な題材を用いて述べられていて、ゲーム理論を応用することによって解決への道筋を引き出すことができるというものであった。
この理論を用いることによって、自分が取るべき最善の方法を導きだすことができる。私はしばしば直感で物事を素早く決めるが、多くの場合では相手の答えを待ってから行動を起こした方が、最終的には得るものが大きいということをこの本から学んだ。例えば交渉の場や、自分の意見を通したいときに、相手の意見が先に出ていることによって、より柔軟に、そしてより効率的に自分の求めている条件へ傾けることができるということである。これは心理学などを応用することで効果を高めることができるとも感じた。
"敵を包囲するときは、一カ所的に逃げ道を残しておけ"と中国兵家孫子の言葉が引用されていたように、相手の利益を考えることが自分の利益に繋がるということも改めて学んだ。交渉は必ず相手があってのものであり、時には相手の視点に立って双方の利益を考えることが囚人のジレンマなどのケースを回避するひとつの手段である。これからは普段の生活でも意識的にこれらの考え方を応用していきたい。