あらすじ
「おわびのしるし」の裏に何がかくされているのか?
持ち家なら家賃は払わなくてよいのか?
なぜ各駅停車ではなく快速列車に乗るのか?
なぜ深夜タクシーに割増料金を払うのか?
ケチな人は本当にケチなのか?
その疑問に、経済学(の考え方の1つ)でお答えします!
「失恋の痛みからの抜け出し方」「接待を成功させるにはどうしたらいいのか」といったことから、金利決定のメカニズム、大規模交通インフラなどの社会資本整備の理解まで、「機会費用」という考え方を切り口にわかりやすく解明。身近なテーマから世の中のカラクリを読み解く知的レッスン!
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Posted by ブクログ
本文中にも何度も書かれていましたが、
「経済学は、お金儲けの学問」
と言われることがよくあります。
いいえ、経済学は、心理学に近いです。
人間がよりよく、便利に生きるための学問です。
私たちは、日々、選択をしながら生きています。真剣に時間をかけて考える大きな選択もあれば、無意識に選んだり、直感で選んだりしている小さな選択もあり、その積み重ねで生きているのです。
「これとあれ、どちらが良いか」
考える時に、冷静に正しく見極める力を養いたいものです。
なお、
本書は「機会費用」と「機会損失」の違いをとても分かりやすく説明されていると感じました。
また、
巻末の読書案内は、さらに勉強を深めるのに役立つ目録だと思います。