あらすじ
全ての人の運命が記された予言の書「アガスティアの葉」。それを人々に読み伝えるナディ・リーダーのアスラは、突然ヴァドラ帝国への赴任を命じられる。ドジで出来の悪い自分がなぜ? アスラは困惑するが、謁見した皇帝は八年前、泣いていたアスラを励ましてくれた旅人のシャリアだった。再会を喜ぶアスラとは対照的にシャリアは当時を覚えておらず、民に憎まれる暴君に変わり果てていた……。心を閉ざした皇帝と、一途な少年の運命の邂逅。みずかねりょう先生の口絵・挿絵、電子限定ショートストーリーも収録。
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Posted by ブクログ
受がポ○アンナ。
持ち前の前向きさとよかった探しで周りの人の心を変えていく。
天然無垢なのでそれゆえの危険もありながら天然さで回避。天然最強な作品でした。
初読み作家さん。
お話の舞台は昔のインド。
色々調べられていてすごいなーと感心はしつつ、個人的に史実とファンタジーを地続きにされるのがちょっと苦手なので、序盤読むのが若干つらかったです。
あと18歳とは思えない受の幼い言動が、癒されるような、脳内再生してみたらヤバいなこの男…のような。
ともあれ中盤以降はぐんぐん引き込まれる展開で面白かったです。
ただ、攻の心理変化の描写が薄いので、特に終盤の行動が色々唐突に感じる部分も。