「機械学習」「ディープラーニング」ってなに? 人工知能(AI)がイチから分かる本!
プロ棋士に初めて勝利した将棋プログラム「ポナンザ」の開発者が、コンピュータと将棋との関わりを通して、人工知能をやさしく語った本です。難しい理論や数式は登場しませんし、将棋をよく知らなくても大丈夫。そもそも人工知能とは何なのか、から出発し、コンピュータはどうやって将棋を学んでいるのか、あるいは、最近ニュースになることが多く、急速な発展を遂げている「ディープラーニング」は何がすごいのかなど、人工知能の基本が自然にするっと入ってきます。
将棋よりハードルが高いといわれる囲碁の人工知能にも言及。世界トップクラスの棋士に勝利したアルファ碁はいかにして強くなったのか、分かりやすく解説します。さらに、画像認識の人種差別問題など、これからの人工知能活用の話題も幅広くカバーしています。
知性とは何か、これから人と人工知能はどう関わるべきなのか、プロ棋士がコンピュータ将棋を参考にするまでになった将棋界の変化を見てきた筆者だからこそ、その近未来観は必読です。
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Posted by ブクログ
ニューラルネットワークを用いた最適化問題を卒論に選んではや25年。
全く違う道を選んだ自分には到底ついていけない領域だ。
すごいということだけは間違いないことだけはわかる。
しかし、これほど多くのリソースを必要としているとは驚きでした。これではこの分野でGoogleがリードするのは必然なんだろう。
ネットサーフィンしているときもGoogle様の領域に足跡つけまくっている感じがする今日この頃、この本を読んでさらに恐ろしくなる。
なにはさておき、開発者のロマンを感じたければ、読むべき本であることは間違いない。
Posted by ブクログ
「サイコロには知性がある」「中間目標が立てられることの意味」「今まで計算できなかったものを、計算可能にするのが、人工知能における課題」あたりがとてもとても面白かった。
最終章は、結論だけ読むと「?」になるが、一章一章読み進めると「なるほど…」になる。
人間の倫理観が人工知能にも影響与えかねないなんて、想像もしていなかった。
自分用メモ
・人間は自分が理解していることを漏れなく説明することができない。
・なぜ将棋で良い手を選べるのか自分では説明できない。
・コンピュータには一般化する能力が今のところほとんどない。
・ポナンザ2045
Posted by ブクログ
【文章】
とても読み易い
【気付き】
★★★★・
【ハマり】
★★★★★
【共感度】
★★★★・
機械学習の手法
・ロジスティック回帰
・ディープラーニング
・SVM
・ランダムフォレスト
知能の本質は画像理解かもしれない
黒魔術化、量子力学にちかい
今の人工知能は論理的に動くが、論理的に考える力が弱い
人工知能の学習も守破離、
教師あり学習から強化学習へ、人間の模倣から始まる。
人間に対して攻撃的な人間が存在する以上、
人工知能が人間を攻撃するという結論を導き出しても致し方ない。
知性…目的を設計する能力
知能…目的までの道筋を見つける能力