あらすじ
男の「見た目」は戦略である――。8万5千人を服飾指導した著者が明かす「存在感」を上げて望むものを手にする「男の服装術」の教科書。男の装いに求められる「ルール」と「礼節」とは?◇「マネジメント力の高い人」と映る服装◇ネイビーかグレーか――「色」が与える決定的イメージ◇年代ごとに「装い」をどう変えていくか◇クールビズでもパリッとしている人、だらしない人◇「その場にふさわしい」という教養「立場が人をつくる」ように、服が立場を表現し、服が人をつくっていく。成功している人は、中身も素晴らしいが、その中身を適切に表現するための「外見の整え方」も心得ている。だからこそ、信頼も、地位も、お金も、女性からの賞賛と憧れも、つまり望むものを手に入れられる。それが、「なぜ見た目に投資するのか」の答えである。……………………しぎはらひろ子
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Posted by ブクログ
物語を読み解く時に,その人物がどのような姿形をしているかはとても重要な情報になる。しかし,その反面自分がどんな姿をしているのだろうか,と考えるとなかなか恥ずかしいところがある。本書はビジネスという面に焦点を当てて,そこにヒントを与えてくれる。前半はどういう人物になるべきかという分析を自分で行うことができる。非常に重要なことであることには間違いないけど,そこから自分でビジョンを紡いでいくのはなかなか大変。出した答えを何を買うのかに結びつけるのは素人には難しい。ここは著者のセミナーに参加しろっていうことなのか。
後半は具体的な指南をしてくれる。ここが本書の見せ場。妻のためのファッションではないと一刀両断してみたり,ただひたすらに高級スーツを勧めてくるわけではなかったり,世代にも言及しながら説明してくれたり,と現実的なチョイスを示してくれるのは使えそう。次に購入する時は本書を参考にしたいと思う。
Posted by ブクログ
男の装いに求められる「ルール」と「礼節」が書かれています。
本書のキーメッセージは
自分が何者かがわかる“アイコン”としての衣装を決める
ということです。
服装は相手に対する「気遣い」ということが書いてあります。
また、装いを変えることにより、仕事がうまくいくようになった方の実例が紹介されており、装いの重要性が理解できます。
日々のスーツを購入する際の価格の目安は、年収の一・二%だ。勝負スーツに関しては、年収の一・五〜三%が目安
実際のところ、グレーのスーツを着こなすのは難しい。なぜなら、フラノ(やや厚地の毛織物)など素材に高級感がないと、いくら身体にフィットさせたスーツをつくっても、グレーという色が持っている「ちょっと疲れた感」が出てしまうからだ
弔事の場ではディンプルを入れないのがマナー
謝罪の場では、「謙虚・地味」に見える衣服を選ぶことが鉄則だ。避けるべきは光沢素材や華やかな色や柄。光沢を感じさせない艶消し素材のスーツを着用すること
「転職の面接」での装いで重要なのは、「ヘッドハンティングされたポジションにふさわしいクラスの人間」であることを証明するような服、「入社後に活躍している姿を連想させる服」を着ていくこと