【感想・ネタバレ】村西とおるがお答えします! ワガママな中国人とのナイスなお付き合いのレビュー

あらすじ

村西監督が何から何まで、
包み隠さずすべてお話します。

〈目次〉
[第1章]トランプ時代と日中関係
[第2章]反戦・反原発のオナニー中毒
[第3章]中国とどう向き合えばいいか
[第4章]現代中国の不都合な真実
[第5章]日本のAVが中国を変える!?
[第6章]日本に憧れる中国人
[第7章]ビジネスを通じて見えてきたもの
[第8章]巨大市場とどう向き合うか

村西とおる(むらにし とおる)
1948年、福島県生まれ。高校卒業後、上京。バーテン、英会話セットのセールスマン、テレビゲームリース業を経て「裏本の帝王」となるが、その後、AV監督となって今日に至る。これまで3000本のAVを制作。「昭和最後のエロ事師」を自認し、「AVの帝王」と呼ばれている。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日本人の9割近くが中国に対して良いイメージを抱いていません。
過去最悪に対中意識が悪化しています。
日本にいて、中国に関するニュースを見聞きし、
身近にいる中国人(旅行客、労働者、留学生、在日中国人)と接したりしている(した)
日本人のほとんどが、中国に対して、良いイメージを持っていないというのは、
これからの日中関係を考える上で、重要な数字です。

この著作は、100回以上訪中をしている村西監督だけあって、
実体験からくるエピソードは、かなり面白い。
日本では、想像できないことが中国では起こっているとわかる。

多くの日本人が、中国に対して、良いイメージを持っていないのは、
彼らの行動が傍若無人、滅茶苦茶に見えるからだと思います。
ただ、行動には、必ず理由が伴って、
また、その行動の背景には、さまざまな要因が潜んでいます。
一概にマイナスだと判断するのは、非常に危険だと思います。

9割近くがマイナスイメージを持っていることを問題視するならば、
それは、日本人自身が、知性や冷静さを失っているからかもしれません。
そういうイメージを利用して、自信の利益につなげる人は、たくさんいます。
嫌中を叫ぶ人にも、日中友好を叫ぶ人も、基本的には日和見的だと思っています。
よって、どちらにも、私自身は、肩入れしません。

村西監督は、人の「性」や「欲望」の専門家だけあって、人に関する鋭い洞察があります。
反中を煽るものは、そうじゃないものよりも、支持される傾向がありますが、
あくまで、監督は冷静、どう接していけばいいのか、個人の考えが述べられています。
肩入れし過ぎという見方もありますが、
良いか、悪いかという、イメージしか語らない者よりは、
よほど、良いと思います。

0
2017年10月01日

「社会・政治」ランキング