【感想・ネタバレ】わかる仏教史のレビュー

あらすじ

上座部か大乗か、出家か在家か、実在論か唯名論か、顕教か密教か――。
ひとくちに仏教といっても、その内実はさまざま。
国と時代を超えて広められた仏の教えはいかに枝分かれし、豊かな思想の森をつくりあげたのか。
インドに花開いたブッダの思想が中国において整理され、やがて日本に根づくまでをインド哲学の第一人者が徹底解説。
空海、法然、親鸞ら国内の名僧も簡潔に位置づけ、流れがわかって疑問が解ける仏教入門の決定版!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

社会階層や国家の在り方、ヒンドゥー教やギリシャ思想との交流から仏教の発展が描かれている部分は、仏教の専門家が書いたものとは異なる明解さがあり「わかる」ものになっている。
単行本から10年以上経って、文庫においての改稿もなされているのに、日蓮が殺されそうになった土地が、龍ノ口でなく滝の口となっているのはなぜなのか。(ほかのレビューを見ると親鸞についても疑問が呈されていた)。「わかる本」あるあるなのかもしれないが、日本についての記述は注意が必要かもしれない。

0
2020年01月25日

「学術・語学」ランキング