【感想・ネタバレ】やわらかロジカルな話し方のレビュー

あらすじ

誰かと話していて、「なんだか冷たい」「ぶっきらぼうだな」と感じる人っていませんか。
私たちがそう感じるのは、相手が「ただ用件だけ」「必要な部分だけ」淡々と述べている時です。

逆に、「この人は愚痴っぽい人だなあ」「そんなこと自分に言われても困るよ」と感じる時もありますね。
そういう人は、話の比重が「自分目線」になっているのです。

このように、ただロジカルに理路整然と話すだけ、または感情的にまくしたてるだけでは、相手に言葉が伝わりません。

では、どうすれば相手に本当に伝わる話し方ができるのか?
鍵は、「気持ち」の伝え方にあります。

話に「気持ち」を上手に載せることで、伝わりにくかったトークにやわらかさが加わります。
たとえば、「○○したらいかがですか?」とシンプルに伝えるのと、
「間違っているかもしれないのですが、○○したらいかがですか?」と伝えるとき。

どちらの方が相手に受け入れてもらえる確率が高いかは明らかです。
この一言が、相手に深く納得してもらうための鍵となります。

本書は、ロジカルに話すことが苦手で、話が長くなったり、感情的になりがちな方にも、
そしてロジカルに話せるけれど「冷たい」「怖い」と言われがちな方にも、両方におすすめできます。
また、どんな相手にでも合わせて話したいという方、交渉を上手に運びたい方、
困った人をかわしたい時の対処法も載っています。

今は、ただロジカルに話すだけの人も、ただ感情に訴えて話す人も、うまくいかない時代です。
どんな相手にも共感してもらえる「やわらかロジカル」な話し方を身につけることで、
今の人生が劇的に開けるのを感じるはずです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

コミュニケーションとるときのノウハウ本。
実現したときの気持ち(でも感情はだめ)をいれることでやわらかさが出るという内容。人を動かすにはロジックと感情と両輪で攻める形は参考になりました。

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

会話に大切なのは、テーマ、結論、数字、状況、気持ちのブロックであり、それぞれに一貫性が必要。特に気持ちは感情であってはダメだとのこと。

テーマは、一番伝えたいこと。これは良く言いたいことはなんなの?みたいな事を言われるひとには、ピント来るかも。
結論は、解決策か相手にどうしてもらいたいのか。数字はその結論に至った理由。状況は問題点と言ったところでしょうか。
気持ちは、共感を抱いてもらうためのもの。

相手から頼み事をされたり、したりと状況は様々だと思いますが、感謝の気持ちだけは常に伝えられる様にするだけでも、対人関係も違って来る気がします。

有川浩さんの「正論は正しい。それを武器にする人間は正しくない」と言う言葉を思い出しました。

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2017年11月01日

Posted by ブクログ

ロジカルに考え、そこに柔らかな気持ちを添える。「説得力はあるけど、腹落ちしない」発言も、このやり方ができると、コミュニケーションがスムーズになると思えた。

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2017年06月30日

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