あらすじ
仕事の精度と生産性がぐんぐん上がる高速成長サイクル
世の中には２種類の人がいると言えます。
経験から学んだことを別の事象に応用できる人と、経験したことと同様の事象であれば、経験を活かせる人。
後者でも多くのことを経験していけば、さまざまな事象に対応することが可能になりますが、
ひとつの経験から法則を見出し、他の事象に応用できる前者と比べると、その成長スピードの差は歴然です。
誰でも仕事の中で、何らかの目標を持ち、その目標を達成するために必要な行動を実践し、何らかの結果を得るという
「目標」→「実践」→「結果」
というサイクルを回しています。
しかし、経験から法則を見出し応用できる人はこれに加えて、もうひとつ
「体験／成果」→「内省」→「法則化」→「新たな挑戦」
というサイクルを回すことで、アウトプットのスピードと質を高めています。
このもうひとつのサイクルが習慣になると、
・１を聞いて10わかる
・何事にも的確に意見を言える
・ムダのない行動を取れる
といった高いパフォーマンスを発揮することができるようになります。
本書では、このもうひとつのサイクルを回す力を“ひとつ上の思考力”とし、
どうすればそれを身につけることができるのかに焦点を当てて、解説をしていきます。
【もくじ】
第1章 ハイパフォマーへの鍵はダブルループにあり
第2章 目標を進化させ、知恵を引き出す
第3章 自分自身を振り返る
第4章 モノゴトの法則を見出し、言語化する
第5章 成長を加速させる「新たな挑戦」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
漫然とやるのではなく、次はどうしようとかどうやったら、もっとやりやすくなるかなど考えながら仕事なり勉強なりをやってきましょうという話。例えば、50件訪問するというのもただ訪問するのではなくて、どうしたら、効率的にできるのか。話をどのように聞けばいいのか。数字の手前にある行動を考えるなど
Posted by ブクログ
ダブルループ思考の有用性と方法を説明する。
ダブルループ思考とは、体験／成果を内省、法則化し、新たな挑戦につなげるというもので、単に体験／成果の成功や失敗から次の挑戦をするシングルループ思考に留まることなく、さらに応用や発展が期待できるもの。
目的の明確化と目標の活用、自分の思い込みのフィルターに気づいて広い視野での自省、WHY・HOW・WHATのロジックツリーを使うことで課題の抽象化や施策の具体化、仮説検証による挑戦の進化といった取り組みが紹介されている。
ある程度は何となくでもやっていることのように感じるが、意識してしっかりと取り組めば結果は大きく違うだろうと思う。
ビジネス本らしく図解や章のまとめはあるのに、本文はポイントの強調などが全くないので読みづらかった。
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