【感想・ネタバレ】インターネットで死ぬということのレビュー

あらすじ

すべての世界で、誰かに愛されたい。
炎上騒動、自殺未遂、そして復活への覚悟。

「一点の汚れもない」自分でいたかった――
その泥沼は、どうすれば抜け出せるのか?
自身の「居場所」と向き合った、異色の自伝的エッセイ。

何気ない、悪意のない一言が、なぜ怒りを買ってしまうのか?

2014年、大学に通いながら潜入調査をして執筆した
『キャバ嬢の社会学』で鮮烈なデビューを果たした社会学者・北条かや。
しかし、その2年後、twitterの炎上騒動から自殺未遂をし、休業を余儀なくされた。
これまでに読んだ社会学の本の論点と重ね合わせながら、
「評価経済社会」のなかで悪戦苦闘した体験を赤裸々に描く。


私はインターネットをやめることができなかった。
あげくの果てに、ネットでの評判を気に病み、みずからの命を絶とうとした。

いったい何が悪かったのだろう。誰のせいだろう。
この「炎上」による傷も、すべて「自己責任」だろうか。
いまだにわけがわからないまま、日々をしのいでいる。

インターネットの泥沼は深くてなかなか抜け出せない。
まだもがいている私の姿を見てほしいと思ってこの本を書いた。
インターネットで殺されないために。(「はじめに」より)

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Posted by ブクログ

社会学者である著者の自伝。

なぜインターネットで炎上したか、その生い立ちを含めて解き明かそうとしている。
その試み自体が成功したかは微妙なところだが、彼女の自意識過剰な部分も含めて面白かった。

0
2017年10月08日

Posted by ブクログ

すべて真実だとしたら、著者には大変申し訳ないんですが、何だか現実味がないんですよね、全体的に。

ただ、自分自身は、若い頃(とくに10代の頃)、自分自身をうまく説明するだけの語彙を持っていなかったので、非常に多彩な表現を持っている著者を、うらやましいと思いました。

0
2017年07月08日

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