あらすじ
従妹の幼女・柚葉と同居することになった鳩ヶ谷快人。ようやくその生活にも慣れてきたかと思った矢先 ── 「 『おにーちゃん』 って呼んでもいい？」 ちびとも園に通うみゆちゃんのお願いがきっかけで喧嘩が勃発！ さらにちびともがきっかけで仲良くなった憧れのさよりと、ぱっと見不良な夏南の間の雲行きも怪しくなり始め……。快人はこの事態を切り抜けられるのか!?
...続きを読む
＼ レビュー投稿でポイントプレゼント ／
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ラノベであってラノベでない。ラノベに名を借りた育児讃歌小説！
前作ちびともに続く第二作。
今回はほとんどの面子に存分な見せ場がありバランスがとれていると感じた。
保育園での場面描写がやや細かくページ数使いすぎている気がしたが、しかしそれが内容にリアリティを与えているともいえる。
前作以上にそれぞれの個性が際立ち、笑いあり涙ありで中だるみせず一気に読むことができた。
作者の体験が存分に生かされているせいか、手に汗握る迫真の描写に一瞬ラノベであることを忘れてしまう・・・。
育児をする大変さの向こうに、子育てから得られる喜びが小説から垣間見えた。たぶんこれが作者の言いたかったことの一つだろう。
小説の売り上げが落ちる中、ラノベの売り上げだけが急上昇しているこの激戦区でどこまで通用するか、ちびともその２、注意深く見守りたい。
