あらすじ
夜が、私達を見つめてくる――「電撃PDアワード2015」インディゲーム部門第1位! 日本一ソフトウェアが贈る、夜道探索アクションゲーム『夜廻』待望の公式ノベライズ。【あらすじ】真夜中の世界には、ときどき妙なものがいる。静かな通学路、仄暗い電柱の陰、シャッターが閉まった商店街、月明かりだけが頼りの畦道、鬱蒼とした森の中に佇む神社、山道の先にあるトンネル。彷徨うもの、恐ろしいもの――そして、――が現れる不気味な夜の町で「大切なもの」を探し求め続ける二人の姉妹は、再び朝を迎えることができるのか?
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原作の隙間を補完してくれる内容
原作ゲームの流れに沿いつつも、プレイヤー側からではわからなかったキャラクターの内面や別視点からのアプローチが加えられ、プレイしたことがある人はより深く物語に入り込める内容になっています。また未プレイであっても、登場人物や舞台設定などはとてもシンプルになっているので、十分楽しむことができると思います。ホラー的表現も比較的マイルドかなと感じましたので、雰囲気が苦手で敬遠してた方にもオススメできるかもしれません。
Posted by ブクログ
急募 姉妹を甘やかせる立派な大人(神レベルの霊能力持ちなら尚良し) 読んでて心が痛い作品。こともちゃんもお姉ちゃんも限界だし、唯一守ってくれそうなムカデ神様も時代と共に排除されて終わりだよ。お父さんもうちょい頑張ってくれ…。 幽霊への同情や共感にポロとの決別を経て出す答えが、永遠の否定なの立派だけど心がギュってなるし、お姉ちゃんに至っては終始お労しい。お父ちゃんせめて引っ越しさせてくれ…。
Posted by ブクログ
このゲームがあることを知らなかった。
まったくの情報も入れずにこの本を読むことに。
妹が愛犬・ポロと散歩中に突然目の前からポロが消えてしまった!
何が起こったのかわからないまま、怖さだけが渦巻くようで慌てて家に帰り、姉にポロが…と。
姉はポロを探しに行くが、気になる妹も後を追う。
夜が深くなると誰ひとりとしていない…
よまわりさんがいるから夜に子どもは出てはいけないことを聞いていたが…
よまわりさんではないものが追いかけてくる。
目の前に現れてくる。
それは気味が悪くて…執拗に現れて…
姉妹は無事に出会えるのか…。
妹目線からと姉目線からの交互に織りなすストーリー。
なるほどゲームになると面白そうではあるが、多分気味悪さと怖さが半端じゃないだろうと想像できる。
「知る勇気」と「慎重な覚悟」を教えてくれる。
この姉妹は、とても仲良くてしかも賢くて強い。