【感想・ネタバレ】四季をいつくしむ花の活け方：一輪の表現から、多種活け、枝の大活けまでのレビュー

谷匡子

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谷匡子さんは、花屋さんではありません。
さまざまな“空間に花を活けること”を主として行っている、挿花家です。

洗練されたショップに、現代的なホテルに、和のレストランに……
谷さんが花を活ける空間は多岐にわたります。

華美すぎず、けれども、心に残る、目が引きつけられる、四季をいつくしむ花の佇まい。

その活けられた花の姿は心地よい美しさをたたえ、季節の植物たちのみずみずしさが空間を訪れる多くの人の心をとらえてはなしません。

そうした谷さんの空間への花の活け込み。
春夏秋冬数多くの季節を感じるたくさんの花のビジュアルはもちろんのこと、詳しい活け方の手順も写真でわかりやすく紹介しています。

季節の移ろいに心をよせて、空間に美しく花を活けること。

この一冊にはそのための心得がしっかりと詰まっています。
花のプロの方から初心者の方まで、ぜひご覧いただきたい花の書です。

[ユリネ · ★★★★★]

いきいきと、やさしく

いきいきと、やさしく、流れるように生けられた季節のお花や枝葉に作者がとても愛情をこめていることが伝わってきました。花の写真も作者が撮影したもので、作者が見せたい花や生けられた場所の魅力や季節の移ろい、光や陰の統一感がとても落ち着いた佇まいで、心が癒されるような一冊でした。

[ブクログ · ★★★★☆]

引き算のすっきりした生け方が好きなので好みとはちょっと外れていたけど、なるほどなるほど、と勉強になりました。

特に第二章、生け方の手ほどきがありがたいです。
水揚げから花の元気がなくなったときの対処法、さまざまなパターンの生け方など、とても頼もしいです。
参考になります。

[ブクログ · ★★★★☆]

四季折々の挿花。
花を自由に楽しむのびやかさと、一手間のかけ方がわかる。

たまに手にとって眺めたい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

疲れた時に、お部屋で眺めようかなと思って購入。

『生活の中の花』というよりは、『整えられた花がある空間』、『花周りの凛とした空間』が満載。

温もりが欲しくなる。