【感想・ネタバレ】高瀬川女船歌八 偸盗（ちゅうとう）の夜のレビュー

澤田ふじ子

父は盗賊に惨殺され、母は妖しい笑みを浮かべながら盗賊とともに家を飛び出した……。お琴は、七歳のときの悪夢のような出来事を今でも忘れられずにいる。尾張屋の主・宗因たちが招かれたある祝言に、角倉屋敷の台所働きをしているお琴も手伝いにいくことに。そんな晴れやかな夜、怪しい足音が……。悪夢から十一年後、明らかになる事件の真相とは一体――。大好評の連作シリーズ第八弾！

[ブクログ · ★★★☆☆]

高瀬川女船歌シリーズ第八弾。
角倉会所の目付け役の大槻伝蔵が故郷から佐七とい若者を連れてくる。この二人が四条通で、角倉会所で台所働きをしているお琴に出会う。
佐七とお琴、この二人を中心に大きく話しは進展する。