【感想・ネタバレ】ななしの男娼くんのレビュー

いかみりん

「名前を言わないのはここにいられなくなりそうだから」ある夜、バーで出会った男娼と、どこか物憂げな男。先にイったら代金をまけると言う男娼の言葉に乗り、一夜を過ごす二人。激しいセックスとは裏腹に気分のいい朝を迎えた男娼は、男からの連絡を待つように…。けれど男娼は自分の名前を聞かれてもはぐらかし続け――。新鋭いかみりんの描く、もどかしくも可愛らしい、そしてエッチな一冊をお届け！

[ブクログ · ★★★☆☆]

1本の映画を観てるみたいだった。商業連載分の3話までと同人発表の後日談2話。3話まででも短編として読めるけど後日談も蛇足ではなく完結編になってる。しっかし呼ぶ名前がないと男娼のお仕事にも支障出るでしょうにとか思ってしまう。呼ばないでも出来るもんなのか。というか呼ばないでも出来るような相手とばっかやってるから雪が止まないんだよ。
映画としては面白かったのだけど個人的におっさんとタバコに萌えないのでちょっと惜しい。