【感想・ネタバレ】大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきましたのレビュー

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Posted by ブクログ

事故物件について調べ、体験してきたレポート。最後の、現場検証に立ち会ってきた警察官の方の言葉が印象に残った。
「浄土真宗だったか、人間は生まれたときから死につかっているというわけではないんですが、みんないつか死ぬわけだから、死に様をどういうふうに迎えるかというだけなんです。私も明日死ぬかわからない。、だから、その日その日を大事に生きるしかない。」p139
孤独な遺体に接した時に、看取ってあげたからねと遺体の顔を拭いてあげる彼の優しさと誇りを感じた。
生きているうちにできることは何か、何をするのか、したいのか、考えさせられた。

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2021年04月16日

Posted by ブクログ

『大島てる』のタイトルに期待すると肩透かしを食らうだろう。20頁位までしか出てきちゃいないし。
物件めぐりは前半だけで、後半は事故物件の基礎知識やかかわる人(本人含む)とのあれこれ。知識的な個所は、ほとんど引用だったけど、初見だったので個人的には良し。
ただ、素直にいくつかの物件を回っても面白かったんじゃないかなぁ。

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2020年05月09日

Posted by ブクログ

事故物件、特に、自殺があったり、孤独死で発見が遅れた場合は、物件価値の毀損も大きいし、清掃やリフォームの費用もかかる。そんな事故物件に関係を持つ不動産屋、警察官、清掃業者、事故物件と知って敢えて住む居住者などにインタビューを行い、また、著者自身が発生直後の事故物件を見に行くことなどから、事故物件とはどのようなものかをレポートし考察する。
高齢化社会を迎えて、孤独死は増え、事故物件も増えるだろう。でも、死者にとって、病院での死と自宅での死のどちらが幸せだったかは分からない。孤独死だから不幸だったかというと、そうとも限らない。死者に敬意を払いつつ、住居まで死なせてしまわなくてもよいのではないかというのが関係者の考えの最大公約数のようだ。
インタビューによる事故物件の初期状態は、文章によるものだけで写真はないが、それでも読むだけで中々えぐいので、気の弱い人は要注意。

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2016年10月26日

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