あらすじ
私たちの住む太陽系と似ているけれど、ちょっと違う「タイヨウ系」では、惑星間をさまざまな宇宙船が飛び交っている。人類は地球から他の星々へ自由に移住し、小さな町を作ったり、地元の住人と交流したり――。月、水星、金星、火星、太陽、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。十の星で生きる人びとのさまざまな恋愛模様を、小説と短歌でファンタジックに綴る。ポップで、あたたかな、雪舟えまワールドへようこそ!
穂村弘氏、タカノ綾氏推薦。
目次
月 ナチュラルシティー
水星 あたらしい先生
金星 流星と見まごう船で
火星・太陽 僕らは愛の気流のなか
木星 おやすみ猫たち
土星 友好銀河にあこがれて
天王星 あなたが見えます
海王星 生まれ変わる僕ら
冥王星 王妃の愛
(全9話) 247ページ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
幸せな本。
宇宙やさまざまな星を舞台としていて、スケールが大きくて、細かな設定も全て魅力的で好きです。
雪舟さんの本をもっと沢山読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
各短編の前に短歌が書いてあり、
物語を読み終えてもう一度その歌を読むと背景に込められた想いが味わえてとてもいい気分になれる本でした。
「いずれ地球の外で迎える肉体の終わりについて想いをはせると、胸の内側が宇宙の豊かな藍色に染まっていくようで、果てしのない涼しさに包まれる。」
月の短編に出てきたこの表現は、
まさに私が宇宙を思う時の身体感覚そのもので、
そのほかのお話も、まるで豊かな海の中でゆらゆら漂っているかのような感覚て読むことができとてもいい時間でした。
Posted by ブクログ
こことは違う世界「タイヨウ系」
相変わらず不思議な世界観だけど
すうっと入りこめてしまう。
星を渡る旅人。恋するひとたち
優しい交流
あ、これはあの話の続きだ!となるのも嬉しい
Posted by ブクログ
どの短編も素晴らしい。癖が強いけど、わたしはその癖が好き。運命の人と出会う喜びが最上級の愛で綴られている。宇宙まで包み込む濃密さ、深さ、いろんな形でいろんな星で愛が溢れて止まらない。雪舟さんの書く物語の住人になりたい。