感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
上巻で被害女性達に共通すると思われる摂食障害に辿り着いたウィルとフェイス。
調べを進めるうちに、次第に犯人の足跡も見え隠れし始め怪しい人物も浮上。
第一被害者アナの自宅を捜査中に発見された幼児をめぐる関係者の傍若無人ぶりに見せたウィルの暴力性。
シリーズ通して暗躍するとされている妻アンジーにことごとく手玉にとられるウィル。
普段は平静な態度を崩さないウィルの内面の葛藤、底深さが垣間見え、さらにぐっと興味が引き立てられた。
物語には、あまりフーダニット的なことは考えていなかったこともあるが、真相に対する目くらましにもしてやられた。
答えはそこにあったのね。。
全体として、事件の残虐性が好みの分かれるところだとは思うが、とにかくウィル、フェイス、サラそしてなによりアンジーのキャラがとても立った物語展開で面白い。
続き読みます。
Posted by ブクログ
主要キャラクターの背景が濃すぎる。それぞれがしっかり描写されているのにストーリーが散漫にならないのは進行する犯罪行為が凄惨を極めているため。
息子を愛するあまり娘の言葉を信じないなんて、母親と娘は難しいというけれど、これまでとは。最終章はなかなか衝撃的でした。
Posted by ブクログ
初のカリン•スローター、読み終えてから検視官サラ•リントンと特別捜査官ウィル•トレントがそれぞれ主人公となる作品があり、本書でその2人の主人公達がクロスオーバーする作品だったことを知りました。
その辺りをきちんと理解したうえで時系列に読み進めていればもっと違った読後感と評価になったのかも知れません。
積読まみれの読書生活ですが、機会を作りデビュー作である「開かれた瞳孔」から手にとってみたいと思いました。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
捜査が難航するなか、新たな女性が行方不明になった。これまでの被害者と同じく、裕福で社会的地位が高く、やせ形の美人で嫌われ者―。だが被害者をつなぐ接点はなく、犯人の影は全く見えない。刻一刻と時間が過ぎるなか、ウィルは彼女たちが摂食障害を抱えていたことに気づく。そして、そこに隠された暗い秘密にも…。緻密な計画性と異常な暴力性をあわせもつ犯人のシナリオとは!?
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スローター,カリン
エドガー賞にノミネートされた『警官の街』や、発売するやいなやニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストにランクインした『プリティ・ガールズ』をはじめ、“ウィル・トレント・シリーズ”“グラント・カウンティ・シリーズ”で知られるベストセラー作家
鈴木/美朋
大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Posted by ブクログ
あとがきを読んで知ったんだけど、どうもこの本はシリーズものらしい。
だから話の進め方が強引だな?と思ったり、最後フラグ回収してないな、と思ったりしたのかな…。
それでも、フェイスとウィルがこの事件はポーリンが始まりだって思うに至ったところが理解できない。この流れでなぜポーリンが原因だと思うのか不思議で仕方なかった。そして最後までそこはわからなかった。