あらすじ
情欲に翳った目で絢音は見つめられ、艶めいた声を聞く。「もう私がここで終わりにできそうもない」揺さぶられ、突き上げられ、痛みは次第に快楽に高められ、絢音はなんども甘い声をあげて……。クールな先生がこんなにいやらしく、私を求めるなんて思いもよらなかった――。
片思いしていた数学教師の長谷川先生と、偶然お見合いの席で再会した短大生の絢音。複雑な家庭の事情で二十歳になったら政略結婚させられる絢音は、長谷川に「嘘でもいいから婚約者のふりをしてください!」と頼んでしまう。戸惑いながらも長谷川は、次第に甘美な快楽を与えて絢音を翻弄していき……「私は君が思っているような大人じゃない。何度頭の中で、君を淫らに犯したかわからないくらいだ」冷たい美貌の長谷川が抑えきれない欲望を曝け出す、年の差溺愛ラブ!
感情タグBEST3
S?
この作者さんの他の作品がとても気に入ったので、読んでみました。
ヒーローとヒロインがお互いに惹かれていった様子や過去にさかのぼっての二人の出会いの時の心情描写などかなり引き込まれました。
ただ、たくさんの人たちの思いが交錯しすぎて、それに振り回される主人公の様子があまりにもじれったすぎたのと、二人の思いがすれ違いが、私にはちょっと「これでもか!」すぎて、後半、読むのがしんどくなってしまいましたが、焦らされるのが好きな人には、大丈夫かと思います。
大人の冷静な男性が若い女性との恋に思いっきり照れている様子がとてもかわいかったですが、彼はSには思えませんでした。