あらすじ

看護師のエミリーは、名医と名高いロメイン教授が自分のことを「小太りの赤かぶみたいな女の子」と話すのを耳にした。看護師たちの憧れの的の素敵な彼に、そんなふうに思われ落胆するエミリー。ところがダンスパーティーのパートナーに、ないがしろにされたエミリーが壁の花となってうちひしがれているところにロメインが現れ、家まで送りとどけてくれたのだ。そんなこともあってロメインへのわだかまりが溶けはじめたとき、彼から意外なお願いをされて!?

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＃ハッピー＃癒やされる＃切ない

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梅若

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美しい愛の物語

冬に読むにふさわしい美しい物語！！！　原作者のベティ・ニールズさんの世界観がみごとに漫画になっていてエピソードもどこが削られているのかよくわからなかったくらい。わりとエピソード多いのにホントによくこの形で読ませてくれたと感激しました！
ふくよかなヒロインは愛らしくけなげで応援したくなるし、教授が！　…え？　こんなかっこいいの？　そして冷たいの？
うああああ、となってしまいました。
教授はとにかく登場するたび、ほんとかっこよさにドキッとさせられました。
あと、見所が絵ですね。
できれば見開きで大長面でパソコンで見ることを推奨します。
脇役や背景の造形が本当に丁寧でこまやか。見どころがたくさんあると思います。老人たちは人生を重ねた愛すべき存在になってるし、愚かなライバル女性のお洋服もよき！　まさに60年代なんだと感じました。
英国からオランダに船で渡るシーンも、「異国へ向かう」という情緒があふれていて、読んでいる自分も一緒に知らない土地に行くんだという気持ちにさせられ、ジーンとしてしまいました。この作家さん、これから追いかけて読みたいと思います。
お約束のハッピーエンドもほんと、原作の静かなる幸福感にみちみちていてこれからきっと、読むたびに何度でも幸せになれると思います。ありがとうございます！