【感想・ネタバレ】――ねぇ、柴田。のレビュー

川瀬千紗

高校二年の初めての席替えで僕・中嶋雄太の隣の席になった柴田は、変り者として有名な美少女。 頭はいいけど周りをわざと遠ざけている彼女がどうにも気になり、ちょっかいを出す僕を、ウザがりながらも次第に受け入れてくれる柴田。だが、ある日親友の矢野と共に学校帰りの彼女の後をつけてみると、着いたのは意外な場所だった。そこで僕と柴田は互いの傷に触れてしまい、二人の過去の糸が絡み合っていたことを知る。蟠りと想いで作り上げられた繭を、果たして解くことができるのか――。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ジャケ買い!恋愛脳でタイトルと表紙から、青春恋愛モノと思ったけど、全く正反対(笑)
でも、青春ミステリーなんでしょうね。

人と人の別れは唐突に訪れる。目の前で起きないと、別れの理由は分からない。分からないが故に、自分を責める。双子の妹の死とクラスメイトの想い、叶うことのない約束。嫌いじゃないけど、ちょっと肩透かしだったかなあ。

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