【感想・ネタバレ】浄天眼謎とき異聞録 下 ～明治つれづれ推理（ミステリー）～のレビュー

一色美雨季

「第２回お仕事小説コン」グランプリ受賞作！明治の芝居小屋を舞台にほろりと泣けるレトロ謎解きミステリー！

時は明治。東亰（とうきょう）に住む摩訶不思議な力を持つ、戯作者・魚目亭燕石はのんびりと隠居生活を送りたいのに、そのお世話役である北原由之助とともに事件に巻き込まれてばかり。
由之助は、浅草の人気芝居小屋「大北座」の跡取り息子なのだが、今回も連続強盗殺人犯『辻の桐生』の事件を解決するため、ある作戦を決行するために燕石を引っ張り出した。そしてついに事件は最終局面を迎えるが…。
他にも別れた恋人が残した謎の記号、福を招くはずの猫のトラブルなど、次々と難題が持ち込まれて―。「第2回お仕事小説コン」グランプリ受賞作、芝居小屋を舞台に繰り広げられる、ほろりと泣けるレトロ謎解きミステリー！

[ブクログ · ★★★★☆]

上と連続で読みました。歴史物の小説は苦手意識があったのであまり読んでこなかったのですが、おもしろかったです。それぞれのキャラクターが個性的だったので内容もスッ入ってきました。ただ人間関係が複雑すぎて「そことそこが群弟！？不倫？」みたいに途中頭が混乱しました。
後、浄天眼がなぜ生まれたのかそのことは書かれていなかったのでとても気になりました。