【感想・ネタバレ】小学館ジュニア文庫 天国の犬ものがたり～ずっと一緒～のレビュー

藤咲あゆな / 堀田敦子 / 環方このみ

犬と人とのキズナを描く、感動の物語。

大ヒットSho-ComiFC『天国の犬ものがたり』シリーズの初ノベライズがジュニア文庫に登場！ 胸に染みる感動の三編を収録！

【ずっと一緒】生まれたときから体が弱いあゆ。病院をかわるため大好きなタロと離ればなれに…。それ以来、タロはいつも門の外を見ている。そこを通って、元気になったあゆちゃんが、迎えに来てくれるはずだから…。
【弟への手紙】生まれてこなかった弟に「ごめん」と手紙を書き続ける亮太。ひょんなことから助けた兄弟犬、アールとエスを自分の家で飼い始めるが…？
【ずっとトモダチ】学校の裏山でみんなで世話しているクロベエのことは、誰にも知られてはいけない。もし大人に知られたら、保健所に連れて行かれちゃうから…。

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

[ブクログ · ★★★★★]

どの物語も、ワンちゃんの大切さや、生き物は、どれも大事な命だという事を知らされる本でした。
　一つ目のお話は、あゆちゃんが亡くなったことを悟るとじんときました。タロは、この悲しい現実に目を背けたかったから、心の底の思いに気づかないフリをして待っていたんだと思いました。大事な人を2人も失ってしまうなんて…と、うるっとしてしまいましたが、最後はあゆちゃんと会えたから「よかったね。」と感動しました。