あらすじ
NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」の放送内容をベースとしたコミックエッセイ。科学の視点からの育児本。
放映されるやいなや、大反響を巻き起こしたNHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」。
「孤独な子育て」「産後のイライラ」「夫への不満」「夜泣きや寝不足でフラフラ」…
産後のママたちの現実を深く掘り下げ、「最新科学」の視点から、解決のヒントを探った番組は母親たちの圧倒的共感を呼びました。
「子育てがキツイと思うなんて、母親失格ではないだろうか」
「せっかく授かった子どもなのに、かわいいと思えないときがあるなんて子育てに向いてないのかもしれない」
「夫に対して、些細なことでキレてしまう自分がイヤ」
もしも、そんな不安や不満を抱えた瞬間がこれまで1度でもあったのなら、ぜひ手にとっていただきたい1冊です。
産後まもない「高齢出産」の漫画家が番組で得られたヒントを実践するコミックエッセイは抱腹絶倒!
そのほか、番組に出演した専門家による特別コラムもたっぷりと収録。
育児にまつわる真実と解決アイデアが満載です。
【内容】
はじめに|わたしたち「ママ」は、自分を責める必要はなかったんです!
イントロダクション「わが家に赤ちゃんが来た!」
第1章|ママたちを苦しめる「深い孤独感のナゾ」
第2章|「夜泣き」「イヤイヤ」「人見知り泣き」が最新の脳科学でラクになる!
第3章|育児中のママたちのカギを握る「オキシトシン」の真実
第4章|夫にイライラ!夫婦の危機を救う科学ワザ
第5章|ママもパパも満たされる「新しい育児」の形へ
巻末マンガ「ママも赤ちゃんも0歳」
おわりに|ママたち、そして パパたちへ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
産後の子育てに不安が大きく、友人におすすめされて読んでみました。とても読みやすく、わかりやすくて、1時間もせずに読み終わりました◎
産後のメンタルのぶれや赤ちゃんの夜泣きや人見知りはホルモンバランスや生物的なものだとわかったのでその時になったらこの本を思い出して、自分を責めずに、なるべく平常心で向き合いたいと思います。
Posted by ブクログ
出産前にこれを読んでいたことで、心の準備ができた。産後、読んでいた通りママにとって辛いことがあっても、「これ本に書いてあった!みんな通る道なんだ」と大きく構えることができてだいぶ心が楽になった。夫にも読ませました。
周りにもお勧めしています。
描き方も面白くサクッと読める。
Posted by ブクログ
夫が抱っこしようとしても泣いているのは興味があるけれども警戒心の方が強いというのがわかってよかった。夫もこの本を読んでから子供と目を合わせないようにそっと後ろから抱っこをするように試みています。
Posted by ブクログ
NHKの番組をもとにつくられた漫画。
科学的な説明を交えて、なぜ母親が辛いのか?を説明している。
エストロゲン、オキシトシンと名前はよく聞くけど覚えられなかったが、しっかり理解できた!
ポイントは
人類(女性)の脳は共同養育をするために何百年もかけて進化した
→しかしここ数十年で核家族化、共働きなど社会が大きく代わり、子育て環境も変わっているので脳の構造と剥離してきていること。
産後の家族の鍵はオキシトシン(家族の絆形成ホルモンといえる!)
→お互いを敵と認識してしまうと、記憶とも結びつくので夫婦仲が悪くなってしまう原因にも…
逆に味方と認識すると、その後も仲良くいれる可能性が!
夜泣きは赤ちゃんが胎児のころに、私に気を使ってくれてたからだと知りなんだか感動しました。笑
Posted by ブクログ
出産直後に、優しく子育てをサポートしてくれる夫に対してキツい言い方をしてしまった自分にショックを受けました。友達に相談したところ、この本を勧められました。なぜ赤ちゃんが夜泣きするか等、赤ちゃんやお母さんに関する色々な科学的な事実がコミックエッセイ形式でまとまっている良著です!内容はNスペがベースになっており、マンガはコミカルで読みやすいです。産後夫婦で読んでみると良いと思います。
Posted by ブクログ
赤ちゃん、母、父の不思議な行動の理由を、科学的に説明しているだけでなく、「あるある」が詰め込まれているので、所々で爆笑できる。これから出産する人やその家族、今まさに苦しみながら子育てをしている家族に読んでほしい‼️
あるあるがいっぱい!
あまりにも自分に思い当たることが多い内容で、ふふっと笑ってしまう場面がありました!私だけじゃないと思えたので、育児のいい息抜きになりました(^^)!!
Posted by ブクログ
20170606
NHKスペシャルママたちが非常事態、をもとに本にしたもの。
漫画になっていて子育て中でもサクッと読めた。
子育てのどうしていいかわからない辛いことを科学的に解明しよう!というもの。
夫にイライラ:オキシトシンの影響。オキシトシンは幸せを感じるホルモンであると同時に、我が子を外敵から守ろうと攻撃的になるホルモンでもある。夫が気に食わないことやイラっとする行動をとると敵判定!攻撃的に!
幸せを感じるホルモンでもあるので、夫が協力的だと幸せも倍増!味方と思えばより愛情が深まる!
子どもとお父さんが触れ合うと、子どももお父さんもオキシトシン分泌して、幸せな気持ちが高まるみたい。
人見知り:お母さん以外の人も認識できるようになる→目を見ちゃう→本能的に目を見ると恐怖を感じちゃう→人見知りしちゃう
イヤイヤ期:欲求を抑える前頭野?が未発達→欲求が表に出ちゃう 脳が頑張って発達中!これを越えれば欲求を感じる&それを抑えるっていう脳の仕組みができてくる!
孤独感:エストロゲンが出る→孤独感を感じる→周りに頼る→みんなで協力して育児する。
昔はみんな協力して育児してたから、若い人は毎年子供産んだりできて、人間は数を増やしてきた。その仕組みにエストロゲンは合ったものだった。でも今は核家族化が進んでみんなで協力して育児はしていない、でも孤独感を感じるエストロゲンは残ってるってこと。
Posted by ブクログ
出産は、ホルモンバランスが劇的に変化して
人格さえも変わるほどの人生における一大事。
そのことを科学的な根拠に基づきながら、世間一般のお母さんやお父さん向けに平易に説明した本。
パートナーに対する無用な口論や不信感が(母から父へ、または、父から母へ、どちらの場合も)本書を読むことで大幅に軽減する人は少なくないと思います。
世間では、特に都市部を中心に核家族化が進んでいますが、
「両親だけで育てよう」と身構えるのではなく、
「地域社会全体の力や助けを借りながら、伸び伸びと親子で一緒に成長して行こう」
と思える気持ちを、個人的には後押ししてもらいました。
ただ、あくまでも一般的な家庭向けに書かれた本であり、
発達障害やLGBTsなど、
多種多様な特性や価値観を持つ人々に通底する
「人として」の根本的な相互理解の促進やその限界について等には少しも触れられていなかったので、
⭐︎ひとつ減らしました。
とはいえ、一般的な知識として大変実用的で有用であることには変わりありません。
Posted by ブクログ
良本。1歳未満の子育てにおける悩みを
科学的な説明もつけて解答解説してくれる。
自分の経験だけを元に語る育児本より
はるかに信頼できるし、腹落ちしやすい。
漫画なので30分もあれば読めるので
育児が始まってからでも読みやすい。
以下、メモ。
・ホモサピエンスは共同育児がベース
・育児で親子同時にオキシトシン増加
・人見知りは、他人を区別する必要なステップ
・イヤイヤ期は、抑制力が未発達だから。
★ゲーム感覚で抑制力を身につけて!!
・睡眠中にも開眼バタバタはしちゃう
Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろい。子どもを育ていく中でわかったのは、育児本は星の数こそあれど、科学的な典拠に根差した本はごくわずかということだ。
ほとんどの育児本は著者の実体験を絶対視し、「これさえやればOK!」などと馬鹿の一つ覚えのような意見を押し付けてくるので、その強引さに腹が立つばかり。助産師を含め、育児にアドバイスしてくる輩はこういった体育会系が多く、だいたい話にならない。
この本のように、子どもの夜泣き等に対してちゃんと原因を説明してくれるとこちらでも対処方法を工夫できる。こういった種類の本が増えることを切に願う。
Posted by ブクログ
夜泣き、イヤイヤ、人見知り。
頼りにならない夫へのイライラ。
孤独感、ママ友できない焦燥感。
すべては科学の言葉で説明可能です。
子育てはそもそも共同養育という形が自然である。
それをお母さん自身が理解し、
子供を預ける、頼ることに
「罪悪感」を感じないでほしい。
言っていいんです、
子育て、一人じゃ無理!
そういうふうに、人間はそもそもできてない!
子育てはママだけのものではない。
必要以上に背負いこんでいいた
「母親としての責任」
という重たい荷物を肩からおろせたとき、
心から思えます。「子育てって幸せだ」
いろんな人がいろいろな形で
子育てに手をさしのべることができる。
社会を変えていくヒントがここにある。
Posted by ブクログ
子育ての孤独感やガルガル期、夫へのイライラ等ママたちの悩みについて化学的に解説し、解決法を探る一冊。
ほぼ全編漫画で、産後頭を使わずとも気楽に読めるところがすごく良い。
内容も「ママ」に寄り添ったもので、悩みも普遍的なものが多く、勉強になった。
Posted by ブクログ
この本を読んだだけで子育てがラクになるわけではないが、知っているだけで少し肩の荷が下りる話が満載だった。
産後うつ、夜泣き、人見知り、イヤイヤ期…など親が悩むトピックはたくさんある。それぞれホルモンの関係だとか発達の段階だという説明までは知っていた。ただ、どうして親を弱らせるような現象が、長い人類の歴史の中で淘汰されずに残ってきたのかは疑問だった。ママだって、パパだって大変だ。それに対して、脳科学、人類学、霊長類研究の知見からの説明がなされている。
この本に書いてある、産後の孤独感は共同養育を促すため、というのは目から鱗だった。現代社会が子育てにフィットしていない可能性があるということになる。だからといって昔ながらの地縁血縁の濃い関係に戻ると別のストレスもありそうなので、お金を媒介にして、罪悪感なく他人に頼っていくのが現実的な落としどころになるのだろう(介護のように、育児も市場化?)。
漫画で読みやすいのも疲れたママにぴったり。ママだけではなく、ママを取り巻く家族も読んだ方が良いと思う。親しみやすいイラストで気軽な気持ちで読んだが、思いがけず考えさせられる内容だった。
Posted by ブクログ
漫画で読みやすいが、科学の知恵でと記載されていた内容は、期待していたより薄かった。
育児は集団で行う前提になっている
イヤイヤ期は前頭前野の発達の過程
オキシトシンは愛情ホルモンでもあるが、攻撃性もあがる