【感想・ネタバレ】若者はなぜモノを買わないのかのレビュー

あらすじ

車離れ、お酒離れ、旅行離れ…若者があらゆる消費活動から距離を置いていると言われるようになって久しい。「ゆとり」だから、「草食系」だから、「さとっている」から、彼らには欲がない。だから買わない。多くの人はそう思い込んでいる。しかし、そこに大きな誤解がある。実は、若者は消費しているのだ。といっても、「買う」に至るまでの消費スタイルは、今までの「若者」像とは大きく異なる。だから、昔と変わらない方法で売っていても、若者は市場に現れない。では、彼らの新しい消費スタイルとは何か。それが、本書ではじめて解き明かす「シミュレーション消費」と呼ばれる、全く新しい購買行動だ。今の若者にモノを売りたいなら、このシミュレーション消費を乗り越えなくてはならない。買ってもらうためのキーワードは、「『車』ではなく、『車に乗ってる僕』を売れ」。26歳以下男子のコミュニティを運営し、長年にわたり若者たちの消費の現場を追ってきた著者だからこそ見出せた「新世代マーケティング」のエッセンスを一冊に凝縮。モノを売るすべてのビジネスパーソン必読の書!

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共感!

現在23歳なのですが、共感できる内容ばかりでした。自分が興味を持って購入に至るまでの経緯についてそこまで深く考えたことはなかったのですが、まさしく!とゆう核心をついた内容でした。
確かに広告や企業からPRされたものはほとんど見ない、または関心を持たず、何か欲しいものがあるとすれば、まずはインスタグラムのハッシュタグで検索するとゆうのが当たり前のようになっています。自分の世代に関する傾向を知れて面白かったです。

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2017年09月03日

Posted by ブクログ

若者がモノを買わなくなったのではない、若者が買うような仕掛けが足りないのだと。U26の若者たちの、消費行動に対する態度やモチベーションを、直接若者たちと対話したり、リサーチ結果、インタビューなどで明らかにしていく。

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2016年11月04日

Posted by ブクログ

現代(平成だけど)の若者の消費行動を実例をもとに展開されている。共感できる部分がかなり多かった。
現代の情報社会の中で若者が巧みにインターネットを駆使してあらゆる情報を調べることでシミュレーションして消費した気になっている、そのせいで昔ほど消費に繋がらない。ただ、"商品ではなく体験、モノではなくサービスとして提供されたものに関しては消費する"という論を実際のミレニアム世代に話を聴いた上で展開している。
広告を作る身として、本来のモノやサービスの根幹部分を丁寧に伝えつつ、その先のワクワクに繋がるような提供の仕方を工夫させることが大事だなと感じた。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

逆説的なタイトルであったとは・・・。現代の若者が、けっしてモノを買わなくなっているわけではない。では、どんなモノを買い、そのモノに求める基準や価値とはいかに?といったようなことが書かれている。
原田曜平『ヤンキー経済』幻冬舎新書とともに読んでみると、面白い。

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2017年02月26日

Posted by ブクログ

26歳以下の男性の思考法について。

スマホを通して、想像、想定を超える体験をしてみていと思わせることができるかどうか。

・平成24年の内閣府「国民生活に関する世論調査」を見てみると、現在の生活に対する満足度は、実は20代が一番高い。8割近くが満足、8割以上が充実している。
・調査してみると、若い世代のエコ意識は低め。これはそもそも全体のエコ意識が高いから。ファッションへの興味、特定の趣味への嗜好も同じ。別に、特にない、となる。
・メディアから情報を受けとるのではなく、体験や知恵を共有することを情報だと認識している。
・本屋に足を運ぶ目的は、本を買いに行くのではない。本屋という場を活用して、新しい価値を伝えていくことが求められている。
・新製品について宣伝するのも、広報やマーケティング担当者ではなく、開発者が出てくるの方がより本質が分かり、消費者にとって興味深いはず。

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2016年12月06日

Posted by ブクログ

若者はモノを買わない、若者の○○離れ、といった最近よく聞くワードがいかに的外れであるかを説明している本でした。
U26世代の男子は、「シミュレーション消費」の世代……ほしいものがあると、まず画像検索、動画を見てチェック、そして「こんな感じか、じゃあ、今はいいや」となる世代であるというのが、なるほど、という感じ。
自分はそれよりも少し上だけど、その気持ちはなんとなくわかる。
そして、これからのマーケティングには、シミュレーション消費を超える「超シミュレーション消費」が必要である、つまり、シミュレーションだけでは感じられない体験や、製作者のこだわりが若者を惹きつけるという結論で、それは非常に納得できた。
というか、この世代は「モノを買わない」のではなく宣伝に踊らされずに納得いったものを買うわけで、それなら最も賢い消費者なんじゃないかと思った。

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2016年11月18日

Posted by ブクログ


タイトルに書かれている内容に対して筆者としては「そうではない」という理論展開を行い、実例を踏まえて会社がどうすべきなのか?を説明していました。

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2023年02月25日

Posted by ブクログ

面白かったです。
ゆとり世代、さとり世代などの消費に対する消極性にレッテル貼りをすることはナンセンスだと思いました。

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2016年12月31日

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