【感想・ネタバレ】日本電産永守重信社長からのファクス42枚のレビュー

あらすじ

日産自動車勤務を経て、モーターの製造販売を手がける日本電産に入社した著者。
代表取締役会長兼社長の永守重信氏より直々の指導を受けて、
M&Aによってグループ会社となった赤字企業の再建を託される。
毎日のように届けられる永守社長直筆のファクス。
そこには叱咤激励の言葉とともに、経営の本質が記されていた。
本書で初めてその具体的な内容が明かされる。
日本電産グループ会社・元再建担当=“代官役”による初の著書。
「徹底とスピード」の永守流経営ノウハウが盛り込まれた、
経営者はもちろん、すべてのリーダー必見の一冊。

【著者紹介】
川勝宣昭(かわかつ・のりあき)
経営コンサルタント。
1942年、三重県生まれ。
1967年、早稲田大学卒業後、日産自動車に入社。
生産、広報、会社経営企画、さらには技術開発企画から海外営業、現地法人経営者という幅広いキャリアを積む。
1998年、急成長企業の日本電産にスカウト移籍。
同社取締役(M&A担当)を経て、カリスマ経営者・永守重信氏の直接指導のもと、日本電産芝浦、日本電産ネミコンの再建に携わる。
永守流「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」のスピード・執念経営の実践導入で
破綻寸前企業の1年以内の急速浮上(売上倍増)と黒字化をすべて達成。
2007年、経営コンサルタントとして独立。
現在、DANTOTZ consulting(ダントツ コンサルティング)代表として中小企業から一部上場企業までのクライアント企業に対し、
速攻型営業力強化およびコストダウン両面で強い企業づくりを指導中。

【目次より】
◆第1章 会社を変えよ!それがスタートだ
◆第2章 “スピード”こそ最大の武器
◆第3章 徹底する会社は、気持ちがよいものだ
◆第4章 困難から逃げるな、逃げると解決策も逃げていく
◆第5章 営業を機関車にせよ
◆第6章 ダントツのコストダウン
◆第7章 リーダーで会社は9割が決まる

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今の立場で読むと感じるところが多い。

カリスマ経営者と言われる永守氏もやっている事は凡事徹底である事が理解出来た。

・当たり前のことを当たり前にやれる会社にせよ
・すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
・明日から伝票を見よ
・リーダーで会社は9割が決まる
・花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ば

特に地べた経営力という言葉。
日常管理が徹底していなければ堕落した組織になるという事を今一度肝に銘じたい。

自分次第で会社が決まる。そういう気持ちを忘れないようにしなければならない。

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2020年07月15日

Posted by ブクログ

MGR,リーダー、そしてそれを目指す方には是非読んでほしいと思います。
私自身も反省させられますが、今のH&Gに足りない徹底力について。

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2018年09月11日

Posted by ブクログ

日本電産永守社長といえば
すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
のフレーズを聞いたことがあった。
その他の一番以外は皆ビリ、スピードこそ最大の武器、経営は結果、コストの原単位を頭に叩き込め、営業を機関車にせよ、温情と冷酷のバランス、など。
理由を読んでさらに納得。

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2018年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

永守さんは、話を聞いても、本を読んでも、やっぱり、すごい!M&A立て直し50連勝は、奇跡だと思う。。

1番以外は、皆ビリ。2番に甘んじていると、トヨタ日産ホンダ→トヨタホンダ日産に、すぐにかわる!

人の能力差はせいぜい5倍だが、意識差は100倍!企業を強くしたければ、社員の意識を磨け!!

QCD SSS クォリティ、コスト、納期は当たり前!スピード!サービス!差別化が肝!!

すぐやる!必ずやる!出来るまでやる!!

結果報告は⚪︎✖︎△だけで良い!これからどう戦うかが大切!!

原単価を把握しない、ディテールを把握しない経営は経営ではない!!!

困難は解決策を連れてやってくる!逃げるな!困難に向き合え!プレッシャーが自分を強くする!!

訪問件数の増加が、受注率、単価をかけた後の売上を伸ばす!月100件訪問せよ!!!

10%のコスト削減より、50%の削減の方がやりやすい!これまでのやり方を根本から見直すから!

営業を機関車に!営業が帰るまで本部、工場は帰るな!!営業が前面!生産は後方支援!!!

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2021年03月11日

Posted by ブクログ

川勝さんは日産自動車での勤務を経て55歳で日本電産に入社、同社のカリスマ社長永守さんに仕え、指導、薫陶を受けながらM&Aで買収した子会社の再建に取り組まれた方です。
永守さんは日本電産の創業者であり、今でもトップとして牽引、強烈なリーダーシップを発揮し、大きく成長させている名経営者です。
本書は永守さんから毎日のように届くファクスによる指示、指導の中から42枚をセレクトして解説を加えています。
その一つ一つは組織を運営していく上で、とても大切な考え方、行動が書かれており、とても参考になりました。
難しいことが書いているわけではありません。どれも基本的な、その気になればできるようなことばかりです。
それを諦めず徹底して続ける。そのマインドが一番大切なんだと気付かされた本です。

先日紹介した「日本電産永守重信社長からのファクス42枚」の中に、「困難は解決策を連れてやってくる」というのがありました。
困難がやってきて「嫌だ、嫌だ」と逃げると、困難は離れていく。でも離れていく困難の後ろ姿には解決策があり、困難から逃げると解決策も一緒に逃げてしまう、という内容です。
これはつまり、困難から逃げてばかりいては、何も解決しない。困難に勇気を出して向き合えば、自ずと解決の道筋が見えてくるということだと私は解釈しました。
グリム童話の「小人の靴屋」のように、知らぬ間に小人が仕事をしていてくれるようなことは現実の世界では絶対にありません。
そりゃ私も困難から逃げ出したいときはありますよ。でも逃げていては何も解決しません。困難に向き合うことで、解決策が見つかる、それを信じて進むだけです。

面白かった、実に。自分自身の足りないところをズバリ指摘された感覚。
仕事に大いに役立つと思った。

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2017年07月10日

Posted by ブクログ


餅は餅屋として任せることも良いが、自分が経営者としての姿を部下に見せることで、ついていきたくなるような求心力を作ることが大切。

カルロスゴーンによる、未達の役員はクビと言う北風と、現場に近い課長クラスに対する意見吸い上げのための対応を実施し、日産自動車の借金を短期間で0円にした

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

現在経営コンサルタントとして活動する著者が、日本電産在籍時にカリスマ経営者と呼ばれる永守重信氏からもらったFAXを通して氏の経営の真髄について書いた一冊。

著者が日本電産からグループ会社に派遣された7年間に受けた永守氏の薫陶から氏が残してきた功績を知ることができ大変刺激を受けました。
1番にこだわることや経営者が率先して主導することなど経営において外すことのできない根幹の部分と納期のスピードにこだわることや営業を主役の会社にすることなど技術的な部分を叱咤激励しながら浸透させていく永守氏の手腕には読んでいて脱帽しました。
あと、著者が在籍した日産のゴーンと永守氏の経営の手法の比較は読んでいて非常に興味深いものでした。
また、週間管理や意識改革の順序など図解を用いてわかりやすく説明もされていて勉強になりました。

本書を読んで、印象に残ったのは2割の社員支持があれば改革はできることや当事者意識の浸透の部分については印象に残りました。
また、経営者は末端の数字まで把握することについてはコスト意識を高めると感じると思い印象に残りました。

経営の舵を切る人間が本気を見せることでその背中から上意下達していくということを改めて感じ、リーダとしての振る舞いについて勉強することのできた一冊だと感じました。

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2018年12月31日

Posted by ブクログ

50社以上のM&Aを行い、今まで1社の例外も無く1年以内に黒字化させてきた実績を持つ永守重信社長。しかも、資産の切り売り、人員整理も一切行わずにである。

その秘訣は、意識改革にあるという。赤字会社は、どの会社も判で押したように同じような特徴を持っている。社員は下を向いて仕事、慢性未達病、負け犬根性、負け戦慣れ。これらを変えるのである。

「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」の日本電産カルチャーを伝播させるのである。最も重要なのが、経営者による集団への価値観の刷り込みであるということだ。

時間をどう使うか。
モーターのサンプルの事例が鮮烈である。普通は1ヶ月程度かかる試作品を、日本電産は1週間でつくって届ける。業界の常識を外れたスピードである。当然、顧客側でもスピードは上がり、必然的に設計は日本電産のモーターをベースに進む事となり、大手を押しのけて受注することとなる。

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2018年10月08日

Posted by ブクログ

赤字会社を1年で建て直すために永守社長が心がけている42の気持ち。
なかには時代に即していないというものや、働き方改革などとは逆光するような考え方もある。
会社を再建するには無駄をなくし、他社より効率的に働くことだということが書かれている。
こう書くと当たり前のように感じるが、経営界のイチローのような方に言われてしまったら納得せざるを得ない。
言うは易し、行うは難しですね。

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2017年09月28日

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