あらすじ
メールの返信がない、他人からミスを指摘される、といった些細なことを気にして、いつもクヨクヨ、ビクビク、イライラしている。ストレスを感じて過食するなど、やめなければいけないと分かっている悪習慣がやめられない――。そうした自分を変えることはなぜ難しいのか? そこには「認知の歪み」と「無意識的な学習メカニズム」が関係している。その基礎から実践、応用的な技術までを、注目の臨床心理士が分かりやすく解説。
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Posted by ブクログ
著者の文章を新聞で読んで、書籍も読んでみようと思った。専門的なことを簡潔に説明しているのが上手。「認知行動療法」というと敷居が高いが、自分と他者への具体的なアプローチ方法が書かれているので取り入れやすい。
「複雑に悩むよりシンプルに考えましょう」
各章ごとにシンプル化する方法が載っているので、とても有益。
行動分析の例として、上司から書類のミスを指摘されると「自分は何をやってもダメだ」「私は人から(つまりこの上司からも)好かれない」というような「色眼鏡をかけて世界を見ている」という、己の「信念」ゆえのネガティブ思考。この信念は、幼少期の問題などなかなか変えることが難しい場合がある。そう言った場合、状況を俯瞰して、認知と行動に変えられることがないか分析してみる。
怒りとどう向き合うか?の例として、育児の話も。
朝の忙しい時に子供が牛乳をこぼしてイライラする。
「なんでできないの!」と言ってしまう。この場合、どうなって欲しいのかをスモールステップの分ける。
子供がこぼさない条件を確認する(コップ1/3までしか牛乳が入っていなければ大丈夫とか)→それを何度か一緒に繰り返す→達成する→下にお盆を敷いて一人でやらせてみる・・・というふうな具体的な実践方法がためになった。