あらすじ
とある小国の姫セレネ(8歳)の前世は、現代日本から転生してきたおっさんだった。その異質さから忌み子として監禁されていたセレネは、ある日慈悲深い大国のイケメン王子に救い出される。だが、それを自分の姉の貞操を狙っての所業と勘違いしたセレネは王子と戦うことを決意。その瞬間から運命の歯車は回り始め、数多の勘違いにより、セレネは大国に栄華をもたらす存在・月光姫へと成り上がっていく。
――究極の勘違いファンタジー、ここに開幕!
※本電子書籍は「夜伽の国の月光姫」全5巻を1冊にまとめた合本版です。
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たまに苛々させられる。
【中身がおっさん】が想像出来なかったので、無料版の1巻を試し読みすると意外とスラスラ読み進められたので、思いきって合本版を購入しました。
初めは良かったのですが、主人公のセレネが最後まで一貫してミラノ王子やクマハチに対し、自身の勝手な思い込みを突っ走っていたので終盤は苛々させられましたが、概ね楽しく読めました。
皆、セレネの行動を良い方に取りすぎです(笑)。
赤龍とのやり取りシーンのバトラーはまるで『長靴をはいた猫』ですね。
彼は可愛いし賢いし最高です!
島流しのシーンで「くっつかないかな~?」と思っていた2人が無事に両想いになってくれたのが一番嬉しかったです。
しかし、作者は8才の幼女の飲酒の危険性を解っているんですよね?
きちんと「頭はおっさんの頃のまま酒を求めるが、現在の幼女の体は受け付けてくれない」って描写が欲しかったです。
じゃないと、馬鹿なセレネは理解しませんし。
結局、盛られた薬?の所為な描写になっているし、そこだけ納得が出来ませんでした。