【感想・ネタバレ】落ちぬ椿~上絵師 律の似面絵帖~のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

常連のお客様で読書好きの方がいて、よく本の話題になって、紹介されたり、紹介したり。

今回の知野みさきさんの『上絵師 律の似面絵帖シリーズ』第1巻「落ちぬ椿」、良かったです。

私がきっと好きなテイスト、と教えてくれた通り。とてもいい本でした。

時代小説、女性が主人公、手に職を持とうと精進します。
父母が次々なくなるのですが、そこにも伏線の謎が。
近所に住む面々もキャラクターが深く表現され、
幼馴染との関係も大切な軸となっています。

着物の生地に絵を描く上絵師ですが、まだ一人前とは認められていません。
でも、似顔絵が上手なので、しばしば頼まれそこでもわずかではありますが収入が得られます。

21歳の主人公律は、10歳にも満たない弟、慶太郎とともぬ暮らしています。

第1巻からギュギュギュッと話が詰まった読み応え十分な作品!

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2020年09月21日

ネタバレ 購入済み

健気に生きる

辻斬りに母親を殺され、父親は、利き腕を切られて、満足に上絵師の仕事が出来なくなり、失意の内に亡くなった。残された娘は、父の後を継ぐべく、精進し、年の離れた弟と、慎ましく暮らしている。その周辺で起こる色々な事件と人々の人情。この作家の描く江戸の庶民の姿が健気で、愛おしい。

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2023年09月15日

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