【感想・ネタバレ】やさしく語る 碁の本質のレビュー

あらすじ

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「地を取る」よりも大事なことがある!

囲碁はどのようなゲームか?
多くの方は「相手より地を多く取った方が勝ち」と答えるでしょう。しかし、それは碁を一面でしか捉えていません。

著者の白石勇一プロは本書で以下のように述べています。

・中盤が終わるまで地のことは一切考える必要がないと言っても過言ではない

・地を取る手よりも、「石の強弱」を考えた手がまず優先される

本書では、碁の本質を考えるうえで、一番に身につけたい「石の強弱」をテーマにしています。

石の強弱が理解できるようになると、石の方向で大きく間違えることがなくなり、結果として負けにくい碁になります。

白石プロは六千局にのぼる豊富な指導碁実績をもち、その解説の分かりやすさは棋界随一です。

本書でも、アマチュアが曖昧に理解している事項を基本から説明しており、有段者の方でも得るものがある内容になっています。

アマチュアに一番知ってほしい碁の考え方が存分に詰まった一冊です。

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Posted by ブクログ

入門書を読んでルールやいくつかの定石、手筋を勉強しても、結局、どういう方針で対局を進めていけばいいのかがよくわからず、伸び悩んでいたときに読んでみた。
石の強弱に気を配って手を進めることの大事さが述べられ、この点を心がけるようになって一つ壁を乗り越えられたように思う。
ただ、この本は問題集ではないので、石の強弱の感覚を自力で訓練するには、依田プロの『布石の基本と急所―10級から初段まで』や『迷わない布石後の急所』がよいかもしれないと思い、現在演習中。

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2019年02月11日

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